IN FLAMES-Come Clarity

今日はIN FLAMES(イン・フレイムス)の8thアルバム、Come Clarity(カム・クラリティ) についてレビューします。

IN FLAMESはスウェーデン出身のバンド。その知名度は高く、初期の頃はスウェーデン系のメロディックデスメタルバンドとして、 アット・ザ・ゲイツや ダーク・トランキュリティーなどと共にこのジャンルの中心的なバンドでした。

5thアルバム以降はその音楽性を変えていき、モダンなオルタナティブ・メタル寄りのサウンドになり、従来のメロディックデスメタルという括りから外れていきました。
今現在もアルバムを出すたびに方向性が変わり続けている印象です。
初期から現在に至るまでそれぞれ高い評価されており、この系統の音楽シーンに強い影響を与えているバンドでもあります。

 

今回紹介するCome Clarityは”変化したモダンな方向性”に、“初期の頃にも通じる北欧の叙情的な音楽性”が混ざり合い

それまでの物とも違う一つの完成された音楽性を感じるアルバムです。

アルバム全体を通して“激しいギターリフ”“哀愁のあるギターリード”“攻撃的なデスボイスと対照的なクリーンボイスのボーカル”“効果的に盛り上げるシンセ音”が印象的です。

その音楽性はとても激しく攻撃的でありながらメランコリックで、何か悲痛な叫びを訴えるかの様に感じます

 

幾つかの曲の感想を書いていきたいと思います

アルバム Come Clarity曲目
1 Take This Life
2 Leeches
3 Reflect
4 Dead End
5 Scream
6 Come Clarity
7 Vacuum
8 Pacing Death’s Trail
9 Crawl Through Knives
10 Versus Terminus
11 Our Infinite Struggle
12 Vanishing Light
13 Your Bedtime Story Is Scaring Everyone

1 Take This Life
1曲目から傑作的な曲です。激しく攻撃的なAメロからの哀愁を感じるBメロ、そしてキャッチーなサビの展開。所々入るシンセがとても効果的です。ギターはリード等で派手に前には出ないのですが全体を通していい仕事をしています。

3 Reflect The Storm
AメロBメロと暗く重い展開が続きますが、サビでは脱力し何か解放された感覚を感じる曲です。メロディーの裏で終始動き続けるギターリフがドラマ性を演出している様に感じます。

4 Dead End
攻撃的なサウンドと対照的に透明感のある女性vocalが入る曲。ところどころ入る哀愁あるギターリードが良いです。

5 Scream
それまでの4曲とは雰囲気が違い叙情的な雰囲気は無く攻撃的でブルータルな曲。ギターリフが格好良い。

6 Come Clarity
哀愁のあるアコギのフレーズから入る曲、ヴォーカルがとても感情的で何か強く訴えるかの様な雰囲気を出しています。ギターソロも楽曲全体の雰囲気と同じく”泣き”のフレーズを奏でており聴き入ってしまいます。

9 Crawl Through Knives
7曲目のVacuum以降の曲はどちらかといえばストレートな格好良さを強く出した曲が多く、この曲もその印象です。Bメロがとても印象的でこの曲も激しくどこか悲しみを感じさせてくれます。

10 Versus Terminus
このアルバムで私が一番最初に気に入った曲です。アルバム全体を見ても一番ストレートなスピードナンバーであり哀愁と疾走感が入り混じった曲。全体の展開がとても良い、ギターはどこを聴いても良いのだが繋ぎ目に入るギターリフが特に格好良い

12 Vanishing Light
これもまたストレートで複雑な表現よりも明快な格好良さが強く出た曲。ギターはリフもリードもソロも全体を通して格好良い。

参加メンバー
ボーカル            ANDERS FRIDÉN             (アンダース・フリーデン)
ギター      JESPER STRÖMBLAD         (イェスパー・ストロムブラード)
ギター         BJÖRN GELOTTE                 (ビョーン・イエロッテ)
ベース              PETER IWERS                  (ペーター・イワース)
ドラム             DANIEL SVENSSON          (ダニエル・スヴェンソン)

 

全体を通して捨て曲は無く高い完成度がありこの形式のアルバムとしては間違いなくおすすめのアルバムで名盤だと思います。