IRON MAIDEN - The Book of Souls

今日はIRON MAIDEN(アイアン・メイデン)の今月発売されました16thアルバムThe Book of Souls(ザ・ブック・オブ・ソウルズ)をレビューしていきます。

説明不要だとも思いますがアイアン・メイデンはイギリスのヘビーメタルバンド。
1980年代に起きたムーブメントNWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)の筆頭バンドの一つでその後のヘビーメタルの音楽性に大きく影響を与えたバンドです。

私がこのバンドに興味を持ったのは10年近く前にANGRA(アングラ)のライブアルバムで演奏されていたThe Number of the Beastを聴いたのが切っ掛けでした。

その後ベストアルバムや既に販売されていた名盤と名高いアルバムを購入し好んで聞いていたものの、その後出されるアルバムは購入しておらずこのバンドのアルバムを買うのはおよそ10年ぶりとなりました。

この辺の今回の聴き手としての私の立ち位置は以前レビューしたスレイヤーのリペントレスと似ています。

早速今回のアルバムの感想ですが

全体を通して曲一つ一つの尺が長い物が多くミドルテンポが主体でテンポ・チェンジをし、展開する曲が多い印象で 即これは良い!と判断できるインパクトがあるものよりは”聞き込むと味がある”と感じる曲が多いアルバムでした。

このバンドの特徴で挙げられその後の普遍的なヘビーメタルの要素としても語られるドラマ性のあるギターのリードや歌メロと展開は失われておらず、ちゃんと感じる事ができました。

ドラマ性という点でこのアルバムよりもドラマティックな物や疾走感があり刺激的な物やオケなどを用いた壮大な物は後続のバンドの作品にいくらでもありますが。
勢い等で押していく後続のそれらのバンドの良作位の出来の物よりも、フレーズの一つ一つに良さを感じさせてくれます。

スピード感がある物を求めているのであればこのアルバムは、評価の高い80年代の作品や後続のより刺激的なバンドの作品に比べるとそれほど良い物と感じられないかもしれませんが、

ある程度落ち着いてじっくり聞けるという方なら、このアルバムは良い物であると感じられるのではないかと思います。

 

ギターの音作りは昨今のメタルバンドの物と比べるとゲインやボリュームは抑えめでこのバンドの過去の曲とあまり変わらない印象で80年代メタル的?な音作りと感じました。
普段ギターが強い曲ばかり聴いているので隠れてしまうのですが、久しぶりにベースの音やフレーズの動きをを効果的に感じられました。

幾つかの曲の感想等を書いていきたいと思います

ディスク1

1 If Eternity Should Fail  
宇宙的なシンセ音とどこかウエスタンなフレーズから入るじっくりと聴かせてくれるミドルテンポのオープニングナンバー。歌メロや雰囲気からは勇壮さを感じます

2 Speed Of Light
ノリの良い受けが良さそうな爽快なスピードナンバー。

4 The red And The Black  
特徴的なベースのフレーズから入る(フラメンコぽい?)13分34秒と長い曲。
劇的に変わる展開はなく雰囲気を残しつつ展開していきます。同フレーズで歌メロとギターリードが終始重なっているのが印象的なミドルテンポの曲。

6 The Book Of Souls 
アコギのフレーズから入るタイトル曲。エキゾチック(エジプト?)な雰囲気でスローテンポで進んでいきますが、中盤5分30秒位のところでテンポアップしギタリフからのギターソロが入り雰囲気の変わる展開のある曲。

ディスク2

1 Death Or Glory
昔良く聞いた事がある様な非常に特徴的なフレーズのリフから始まる曲。Bメロとサビの歌メロが印象的でカッコイイです。

2 Shadows Of The Valley
キャッチーな歌メロがカッコ良く印象的な曲。

5 Empire Of The Clouds  
18分とかなり長尺で壮大なアルバムラストの曲。
ピアノにヴァイオリン ギターはクリーントーンとアコースティックな楽器を中心としたアレンジで静かに始まりフレーズと雰囲気を残しながらも徐々に盛り上がり展開していきます。
7分程からは雰囲気を変えギターソロなどを交えたインストパートの展開が続き、所々でスリリングな展開があります。
かなり長い曲なのですが飽きる事なく聞く事ができた曲で、本人たちも気に入っている一押しの曲の様です。

刺激的にガツンと聴きたいというよりはじっくりと聴いていたいという感じのアルバムですね。その辺で評価がかなり別れると思いますが私は中々良い作品と感じる事ができました

※今回もアルバムに対するメンバーのインタビュー等が載っているページを見つけました http://www.barks.jp/news/?id=1000116852

アルバムThe Book of Souls曲目

ディスク 1
1 If Eternity Should Fail
2 Speed Of Light
3 The Great Unknown
4 The Red And The Black
5 When The River Runs Deep
6 The Book Of Souls
ディスク 2
1 Death Or Glory
2 Shadows Of The Valley
3 Tears Of A Clown
4 The Man Of Sorrows
5 Empire Of The Clouds

メンバー

ボーカル  Bruce Dickinson (ブルース・ディッキンソン)
ギター   Dave Murray (デイヴ・マーレイ)
ギター   Adrian Smith (エイドリアン・スミス)
ギター   Janick Gers (ヤニック・ガーズ)
ベース   Steve Harris(スティーヴ・ハリス)
ドラム  Nicko Mcbrain (ニコ・マクブレイン)