Judas Priest - PAINKILLER

今日はJudas Priest(ジューダス・プリースト)の1990年に発売しました12枚目のアルバムPAINKILLER(ペインキラー)をレビューしていきます。

ジューダスプリーストイギリスはバーミンガムで結成されたヘビーメタルバンド。1969年にデビューし当初はハードロックバンドとして活動するが徐々にその音楽性を変えていき、その後のヘビーメタルの基礎となる要素を示し後続に大きな影響を与えたバンドです。
80年代初頭にはNWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)の波に乗り商業的にも大きな成功を収めました。ボーカルのロブ・ハルフォードはハイトーンを駆使するボーカルの先駆者であり自らが歌った曲名から取られた”メタル・ゴッド”の愛称で知られています。

簡単なバンドの紹介をしましたがアルバムPAINKILLER(ペインキラー)の説明や感想に入ります

このアルバムは刺激的でアグレッシブなアメリカの”スラッシュメタル”の台頭により当時のメタル好きな若者には徐々に”ブリティッシュメタル”は刺激的でなく退屈な物と扱われ始めた1990年に発売され、強い衝撃を与えたアルバムでした。

“力強いドラム”“ボーカル ロブ・ハルフォードの全身全霊のハイトーンボイスにシャウト”“タイトに力強く刻むギターリフ”“ヘビーメタルの様式美的なツインリードのギターやクラシカルな要素を含んだテクニカルで刺激的なギターソロ”その作風は当時主流だったスラッシュメタル等のアグレッシブさを取り入れつつ“ヘビーメタル的なアグレッシブさを全力で体現したアルバム”で、時代遅れだと言っていた当時の若いメタルファンを納得させ支持を得た作品でした。

このアルバムがジューダース・プリーストの最高傑作なのかという所ではそれ以前のファンや新規のファンなどで意見が分かれてしまいますが、
“ヘビーメタルの歴史的なアルバム”でジューダス・プリーストの傑作的アルバムの1枚なのは間違いないと思います。

前半はアグレッシブさを前面に出した曲が並びますが、後半はヘビーメタル的ドラマ性押し出した作品が並んでいるように感じました。

それぞれの曲の感想等を書いていきます(私の所持しているのは2001年リマスター盤です)

1 Painkiller
タイトル曲にしてメタル界に衝撃を与えたキラーチューンで強烈なドラムのイントロから始まります。
ロブの全身全霊のハイトーンボイスとシャウト、重厚なギターリフ、攻撃的だが構成が練られたギターソロ。
He is  the Painkiller!  This is the painkiller! とあまりにストレートすぎる歌詞だがそれもまた良い。
10年前ちょっと前に初めて聞いた時も衝撃的でしたが今聞いても凄いです。

2 Hell Patrol      
速さよりも重さを重視したミドルテンポの曲。ギターリフは中々に格好良くシンプルですがツインリードのギターのドラマティックなフレーズも印象的。

3 All Guns Blazing
Painkillerに隠れてしまうが力強いスピードナンバー。
メロディもですがイントロから続くAメロのギターリフがシンプルだが格好良くギターソロも中々

4 Leather Rebel
スラッシュメタル的なミドルテンポの重厚な曲。この曲ではハイトーンを多用せず中音域でどっしりとした歌い方をしています、特徴的なギターリフも印象的。

5 Metal Meltdown
クラシカルな早弾きのギターソロから入るのが印象的な曲。Painkiller・All Guns Blazingと並ぶ力強いスピードナンバーの一つ。

6 Night Crawler 
アグレッシブさを前面に出した前半の曲からヘビーメタル的ドラマ性が強くなる後半の分岐点的な曲。
ギターリフはシンプルですがキャッチーな歌メロやツインリードのギターは印象的で結構頭に残ります

7 Between The Hammer & The Anvil
スローな立ち上がりからテンポアップして入るギターリフはシンプルだがとても印象的でカッコイイ。
キャッチーな歌メロとドラマ性のある展開、クラシカルテイストのギターソロとアルバムの中でも特に”ヘビーメタルらしい”曲ではないかと個人的には感じます。

8 A Touch Of Evil
スローテンポの曲でスピード感を求めるとこの曲はスルーしてしまいがちですが、サビのメロディーは中々に印象的。

9 Battle Hymn
次曲One Shot Groryに繋がるインスト曲

10 One Shot At Glory
アルバムラストを飾る曲。
重厚でどこか哀愁のあるドラマティックな曲で最もジューダス・プリーストらしいとも言われる曲。改めて聞くとギターソロも中々良いです。

※リマスター盤はボーナストラックが付くのですが流れとしてはここまでが私は良いと思うのでこの曲を最後としています。

 

私は比較的若いメタルファンなので初めの方に書いた歴史的な説明や曲の一つ一つの説明は言葉が足りず伝えきれない所もあると思いますが、このアルバムとても良い物だと感じました。

ヘビーメタルって何?と聞かれたらこのアルバムを差し出せば良いとまで言われる事のあるアルバム(実際には慣れてない人には強烈すぎると思う)
“傑作”“名盤”であることは疑う余地がなく聞いたことない方は聞いてみることをおすすめします。

アルバム PAINKILLER曲目
1 Painkiller
2 Hell Patrol
3 All Guns Blazing
4 Leather Rebel
5 Metal Meltdown
6 Night Crawler
7 Between The Hammer & The Anvil
8 A Touch Of Evil
9 Battle Hymn
10 One Shot At Glory
11 Living Bad Dreams   ※リマスターボーナストラック
12 Leather Rebel [Live] ※リマスターボーナストラック

参加メンバー
ボーカル  ROB HALFORD  (ロブ・ハルフォード)
ギター   K.K   DOWING     (ケネス・キース・ダウニング)
ギター         GLENN TIPTON (グレン・ティプトン)
ベース       IAN  HILL             (イアン・ヒル)
ドラム   SCOTT  TRAVIS   (スコット・トラヴィス)