METALLICA - MASTER OF PUPPETS

今日はMETALLICA(メタリカ)の1986年に発売された3rdアルバムMASTER OF PUPPETS(邦題:メタル・マスター)の紹介をしたいと思います(今回はレビューと言うよりは紹介になります)

メタリカはアメリカはロサンゼルス出身のヘビーメタルバンドであり、世界一有名なメタル音楽を演奏するバンドと言っても多分問題ないでしょう。

BIG4・スラッシュメタル四天王の1つに数えられ、デビューアルバムKILL RM ALLはスラッシュメタルの先駆け的な存在であり代表的なバンドです。

攻撃性を捨てモダンでグルーヴ感を重視して作られた5thアルバムMetallica(通称ブラックアルバム)はそれまでのファンには賛否両論ありましたが、全世界で3000万枚というこのジャンルにおいては桁違いの売り上げを記録しました。

今回紹介するアルバム“MASTER OF PUPPETS”は、より攻撃的なサウンドを重視していた最初期からのファンからすれば異論が出る様ですが、
スラッシュメタルとしての“初期の傑作”であり、メタル好きだけでなくそれ以外のロック界隈の人にも広く知られている“メタル界で最も有名なアルバム”の1つです。

2ndアルバムでもその傾向がありましたが、攻撃性だけでなく叙情的なギターソロやフレーズを織り交ぜ、ドラマ性を出し、より音楽的練られた作品です。

バンド単位でもそうですが、様々な後続のアーティストに影響を与えた作品であり、アルバム収録曲である“Battery”“Master Of Puppets”は様々なアーティストにカバーされています。

プログレッシブメタルバンドの代表であるドリーム・シアターはメタリカに強く影響を受けたらしく、ライブで度々メタリカの曲を演奏しますが、アルバムの収録曲を全てをライブで再現した”MASTER OF PUPPETS”というそのままの名前のライブアルバムを出していたりします。

 

それではアルバム内の各曲の感想や印象などを書いていきます。

1 Battery
物悲しく深みのあるアコースティックギターのフレーズから始まり、その後ディストーションサウンドのギターが入り、刻みを中心としたスラッシュメタル的ギターリフが展開されるオープニングナンバー。
アップテンポで突っ走る曲で、Master Of Puppetsと並び初期の傑作曲に数えられています。

 

2 Master Of Puppets   
メタリカの曲を聞いた事がある人なら恐らく知らない人はいないであろう最も有名な曲。
印象的なリフから始まりアグレッシブに展開していく前半から、叙情的なクリーントーンのアルペジオフレーズと泣きのギターソロが入る中盤。
その後も更に何展開かされていき、高い構成力を感じます。
展開自体もよく出来ていますが、リフの一つ一つも完成されています。

 

3 The Thing That Should Not Be
スローテンポのダークでとてもヘヴィなリフが印象的な曲。
短いですが、どこか異世界ちっくなギターソロも特徴的です。

 

4 Welcome Home (Sanitarium)
前半はクリーンのアルペジオを主体とした陰鬱な雰囲気ですが、徐々にテンポアップし間奏では攻撃なサウンドに変化する曲。
ギターソロなどの展開からは叙情的な雰囲気を感じることができます。
隔離病棟に入れられた精神病患者についての曲であり、次アルバムで収録されメタルの曲としては初めてグラミー賞を受賞する名曲「One」の前身的な曲。

 

5 Disposable Heroes
ザクザクとした刻みを中心に攻撃的なギターリフで展開され続ける8分と長尺な曲。
全体を通してリフもソロもカッコ良く、ザクザクしたメタルのギターリフが好きな方にはおすすめの曲です。

 

6 Leper Messiah
スローテンポの曲で、少々他の曲と比べて隠れがちですがこの曲でもリフやソロはカッコイイです。

 

7 Orion
8分程のインスト曲。
初めはメロディーが無くギターリフを中心に進んで行きますが、中盤からベースとギターの哀愁あるパートが印象的です。
1stアルバムから2nd、3rdアルバムの音楽性の変化に強く影響を与え、若くして交通事故で亡くなったベーシストのクリフ・バートンに作られた曲です。

 

8 Damage Inc.
1分程スローで独特なギターサウンドのイントロで始まり、その後テンポアップするアルバムの中でも特に速い曲。
高速で刻むザクザクしたギターリフが最高にカッコイイ攻撃的なスラッシュメタルらしい曲です。

 

時代も時代なのでギターの音などで近年のメタルバンドのアルバムに比べると物足りなさを感じる方も居ると思いますが、そういう方には過去のライブ映像を見る事をオススメします。

メタリカはライブパフォーマンスが素晴らしく、観客もとても盛り上がっており、若い頃の演奏はとても激しく刺激的です。
最近の演奏になると激しさが抜けますが、まとまりがあるのでそちらもおすすめです。

ヘビーメタルに興味がある方は是非聞いてみる事をおすすめします。

メタル史に残るMetallicaの“名盤”Master Of Puppetsでした。

 

アルバム MASTER OF PUPPETS 曲目
1 Battery
2 Master Of Puppets
3 The Thing That Should Not Be
4 Welcome Home (Sanitarium)
5 Disposable Heroes
6 Leper Messiah
7 Orion
8 Damage Inc.

参加メンバー
ボーカル&ギター James Hetfield (ジェイムズ・ヘットフィールド)
ギター                Kirk Hammett   (カーク・ハメット)
ベース                   CLiff Burton       (クリフ・バートン)
ドラム                   Lars Ulrich         (ラーズ・ウルリッヒ)