SLAYER - REIGN IN BLOOD

今日はSLAYER(スレイヤー)の1986年に発売された3rdアルバムREIGN IN BLOOD(レイン・イン・ブラッド)のレビュー&紹介をしていきます。

SLAYERはアメリカ合衆国出身のスラッシュメタルバンド。
BIG4・スラッシュメタル四天王の1つとして有名なバンドですがその中でも最も攻撃的なサウンドと過激なテーマを扱い、
今も尚その方向性を変えずに曲を作り続けているバンドです。

今回紹介する“REIGN IN BLOOD”スレイヤーの作品の中でも“屈指の名盤”とされ後続の、特にエクストリームなサウンドのメタルバンドに多大な影響を与えた作品です。

あまりにも歌詞に論理的問題が多かった為、当時のレーベルから発売できないと言われ、発売自体が危ぶまれ他のレーベルから発売するに至ったり。
過激さからラジオ等では一切流せず宣伝ができない状態になったりと、問題が多かったのですが、そのサウンドは噂になりビルボードのアルバムチャートでは50位台に入るなどの記録を残しています。

 

音自体には流石に時代を感じますが、30年経った今聞いても強烈なアルバムです。

その音楽性は とにかく速いが“速いだけでなく強烈”
同じ年に販売されたメタリカのMASTER OF PUPPETSは叙情的なギターソロやフレーズを織り交ぜ、ドラマ性を出していましたがこちらはより攻撃的なサウンドを追求しています。

ギターソロはヘビーメタルにおいての様式美的な物はほぼ皆無でワウにアーミングを使いハーモニクスにスクウィール等を多用したプレイでフレーズ的な要素を感じない物が多く強烈です。

ギターリフに関してはブリッジミュートを中心とし、その速さは凄まじく凄いのですが、ただ速いだけでなく所々でフレーズ的格好良さを感じさせてくれる物が多く耳に残ります。

ギターに重点を置いて書きましたが激しいドラミングやボーカルも強烈。

 

各曲の印象や感想等を書いていきます。(私の所持しているのはリマスター盤です)

1 Angel Of Death
本作の中でRaining Bloodと人気を二分する曲。
凄まじく速いギターリフから始まり、ベース&ボーカルのトム・アラヤの叫び声が入るイントロは強烈。
速さ的な緩急があり、その都度展開されるギターリフには格好良さを感じます。
終盤の”ケリー・キング”と”ジェフ・ハンネマン”のギターソロの掛け合いは、どちらもワウを使いアーミングにハーモニクスを多用し凄まじいです。
ライブではまず演奏されるSLAYERを代表する名曲の1つ

2 Piece By Piece
ミドルテンポで始まるが一気にテンポアップし疾走感を出す曲。
後半になるにつれドラミングも少しずつ派手になり疾走感が増すような印象があります。

3 Necrophobic
曲の長さは2分にも満たないアルバムの中でも特に速い曲。
ギターやドラムも凄いのですが、トム・アラヤの早口でまくしたてるボーカルも凄い。

4 Altar Of Sacrifice
これもとても速いアップテンポの曲ですが、テンポを落とす中盤からは速さだけでなくヘヴィな色合いを感じさせてくれます。

5 Jesus Saves
ゆっくりと始まりスローな曲と思わせて一気にテンポ上げ突っ走る曲。
この曲でもトム・アラヤのボーカルは凄い。

6 Criminally Insane
スローな展開とファストな展開でやや緩急のある曲。
この曲でもギターリフは中々にカッコ良いがソロの掛け合いも良い。

7 Reborn
曲自体速くギターも格好良いのですが、一番意識が行くのはアルバムの中でも特に早いトム・アラヤのまくしたてる早口のボーカルです。

8 Epidemic
最高速度はアルバムの中でも抑えめな方ですが、ドラミングが特徴的でフィルインが印象的な曲です。
ギターリフもフレーズ感が強く印象的。

9 Postmortem
アルバムの中では珍しく曲の半分まではミドルテンポで進む曲です。
3分の2を過ぎた所からテンポアップしRaining Blodへと繋がります。

10 Raining Blood
ギターの音に雨音や雷鳴が鳴る不気味な雰囲気で始まる曲。
初めのギターリフも印象的ですが、その後の一定の間隔のシンプルなブリッジミュートを主体としたギターリフパートはなんとも言えないグルーヴを感じ、無意識にヘッドバンをしてしまいます。
終盤のギターソロは、フレーズ感は殆ど無く只管にハーモニクスやスクウィールをし、叫び声の様なそのサウンドからは狂気を感じます。
Angel Of Dethと同じかもしくはそれ以上に人気の曲でSLAYERを代表する名曲の1つです。

 

リマスター盤にはボーナストラックとして2曲追加されてますが蛇足感があり、Raining Bloodが終わりに相応しく思うのでここまでにします。
言及していない曲もありますがどの曲もギターリフは格好よさを感じ聴きどころがあります。

メタリカのMASTER OF PUPPETSの時も言及しましたが、このアルバムの曲もライブ映像を見る事をオススメします、より刺激的です。

このアルバムは速さや過激なサウンドが最も特徴的に語られますが、確かな格好よさがあります。
これも間違いなくヘビーメタルの中の“名盤”の1つなので興味がある方は聴いてみる事をオススメします。

 

アルバム REIGN IN BLOOD 曲目
1 Angel Of Death
2 Piece By Piece
3 Necrophobic
4 Altar Of Sacrifice
5 Jesus Saves
6 Criminally Insane
7 Reborn
8 Epidemic
9 Postmortem
10 Raining Blood
11 Aggressive Perfector    ※リマスター盤ボーナストラック
12 Criminally Insane [Remix] ※リマスター盤ボーナストラック

参加メンバー
ボーカル&ベース     TOM ARAYA            (トム・アラヤ)
ギター                 KERRY KING           (ケリー・キング)
ギター                   JEF HANNEMAN       (ジェフ・ハンネマン)
ドラム                   DRAVE LOMBARDO  (デイヴ・ロンバード)