Symphony X-Paradise Lost

今日はSymphony X(シンフォニー・エックス)の2007年に発売した6thアルバムParadise Lostについてレビューします。

Symphony Xは超絶技巧のギタリストとして名が挙がるマイケルロメオを中心に結成されたアメリカのプログレシッブメタルバンド。
プログレッシブメタル特有の転調や変拍子に拍子の切り替わり等の多様な音楽的な変化を含みながらも、正統派メタルのドラマ性がありこのジャンルを聴き馴れてない人でも入りやすいバンドではないかと思います。
ギタリストのマイケルロメオが中心ですがメンバー全員演奏レベルはかなりハイレベルです。

初期の頃はネオクラシカル的な要素を強く含んだ傾向がありましたが、このアルバムからはメタル的ドラマ性を保持しつつもネオクラシカルな要素は薄くなり骨太なヘビーメタルになった印象があります。

今アルバムParadise Lostはジョン・ミルトン著書「失楽園(Paradise Lost)」をテーマにしたコンセプトアルバムであり、アルバム全体の印象として上記で書いたこのバンドの特徴であるプログレッシブでありながら正統派メタル的な要素を下地とし効果的にオケを用いて壮大でダークなファンタジー的雰囲気を感じます
アコギやピアノ等も中々効果的に使われている印象です。

全体の完成度は素晴らしくスピードナンバーだけでなくミドルやスローテンポのバラード曲もかなり聞き応えがあります。

バンドの中心であるマイケルロメオのギターはこのアルバムでもリフ、ソロ、オブリガード どれを取っても素晴らしく特にソロなどはどれもテクニカルだが無駄を感じさせずセンスあるそのメロディーに聴き惚れてしまいます。おすすめのアルバムです

幾つかの曲の印象を書いていきたいと思います

1 Oculus Ex Ingerni アルバムのオープニング曲、オケを用い壮大な始まりを演出するインストの曲

2 Set the World on Fire テクニカルなギターリフと耳に残るキャッチーなサビのメロディーが印象的。間奏でのテクニカルなギターソロが格好良い。

3 Domination  イントロと繋ぎのテクニカルなギターリフが印象に残る曲。ギターソロがこれまたとても格好良い、ソロ中に入ってくるピアノが印象的。

5 Paradise Lost タイトル曲でもあるバラード曲。メロディーや展開が素晴らしいがバッキングのアレンジも良く出来ている聴きごたえのある曲。

7 The Walls of Babylon プログレ色の強い大作曲。歌の入りまでの3分半の間インスト曲が展開されていく。

8 Seven イントロからギタリストのマイケルロメオお得意の技巧的なネオクラシカル節のフレーズに聴き入ってしまう力強いスピードナンバー。演奏難易度は相当高いであろう曲。

9 The Sacrifice  叙情的なバラード曲、エンディング部分のアコギによるフラメンコ調の余韻のあるフレーズがどこか印象的。

10 Revelation アルバムの締めくくりに相応しいおよそ9分半ある大作曲。全体の展開も素晴らしいが3分50秒辺りからのインスト的なドラマチックで壮大な展開に聴き入ってしまう。

2007年販売した当時直ぐに買って聴き込んだアルバムですが今でも聴き入ってしまう素晴らしいアルバムであり間違いなく名盤でおすすめです!

今年発売された同バンドのニューアルバムであるUnderworldも近々レビューしたいと思います。※9月11日にレビューを記事を載せました。↓の方の関連記事リンクからどうぞ

アルバム Paradise Lost曲目
1 Oculus Ex Ingerni
2 Set the World on Fire
3 Domination
4 The Serpent’s Kiss
5 Paradise Lost
6 Eve of Seduction
7 The Walls of Babylon
8 Seven
9 The Sacrifice
10 Revelation