Symphony X - Underworld

今日はアメリカのプログレッシブメタルバンドSymphony X(シンフォニー・エックス)の今年発売されました9thアルバムUnderworld(アンダーワールド)をレビューしていきます。

このアルバムはダンテの叙事詩「神曲」に深くインスパイアされ制作されたアルバムの様で楽曲の構造の中にもそのモチーフを組み込んでいる様です。

今回のアルバムは全体的に複雑な展開は少なくプログレ色は薄く、ストレートなヘビーメタル寄りといった感じだと思います。楽曲全体のクオリティは今回もとても高く完成されています。

とにかくギターが凄い!!

聞いた第一印象としてマイケルロメオのギターが凄い!リフもソロもめちゃくちゃテクニカルで良く練られておりどこを聴いてもカッコイイ!

ギターの音が強めなのもあり、全体を聴くつもりが気付いたらずっとギターだけを重点的に聴き入ってしまったりしていました。

全体を通してシンセ音の使い方もとても効果的でキーボードのソロワークなどもハイレベルですね
自身がギターリストなのでギターに重点を置いて聴き込んでしまいがちなのですが、ボーカルもドラムもベースもどのパートもハイレベルです。
幾つか個別の曲の感想等を書いていきたいと思います。

1 Overture 
タイトル通りの壮大なオケやコーラスを使用した序曲。

2 Nevermore  
テクニカルなギターリフから始まる曲でとにかくギターが動き続ける。
曲自体には緩急があるのだが、ギターは常に動き続け歌のメロディーよりもそちらに気を取られてしまう事もしばしば。

3 Underworld 
ギターだけでなくシンセの音使いも印象的なタイトルナンバー。

シンセのアルペジオをバックにしたドラマティックなサビは印象的で耳に残る。
リフにおいてもソロにおいてもこの曲でもギターは動きます。

聞き込みが足りないからかもしれませんがギターソロは今までに聴いた事のない音使いをする所を少しだけ感じる。

4 Without You 
ギターはクリーントーンのコードとハイゲインの音色が入り混じる、やや落ち着いた曲。
この曲もドラマティックな展開と歌メロが印象的で耳に残る。

7 To Hell and Back 
9分20秒の大作曲。
ミドルテンポで始まりその後雰囲気を少しづつ変えて展開していくシンフォニーXらしい曲。
緩急はあるのだが今までの大作曲よりもやや激しめでアクティブに感じる。

9 Run With The Devil 
特徴的なギターリフとフレーズ、ストレートで難解過ぎない程のリズムの変化や転調などが効果的なこのバンドらしい曲。

アルバム通しての感想でもありますが、ギターソロはテクニカルなのは勿論ですがギターの音自体も良いですね。

10 Swan Song
ピアノとハイゲインなディストーションサウンドのギターが基調になるWithout youとも雰囲気が違う、やや落ち着いた?ドラマティックな曲。

アルバム全体で見ればゆったりとしておりテンポもそう早くないのですが、割とガンガンギターを鳴らしているためバラードとも表現しづらいですね。

11 Legend 
アルバムの最後まで聴きどころのある曲が続きます。特徴的なギターリフから始まるギター主導の激しめの曲なのですが、

コードなどの音楽理論的な所からなのかイントロやサビはどこかThrough The Loking Glassに似ているなと感じました。

大作的ではなくコンパクトに聴きやすい曲が並んでおり、故に聞いたことない方でもとっつきやすいのではないかと思います。

楽曲の完成度は高く特にギターが素晴らしい。
現在2015年中に販売したメタルアルバム中でも特におすすめのアルバムであります。

このバンドはとても高いレベルで完成されており、どの様な方向性であれ今後のアルバムがとても楽しみです。

アルバム Underworld曲目
1 Overture
2 Nevermore
3 Underworld
4 Without You
5 Kiss of Fire
6 Charon
7 To Hell and Back
8 In My Darkest Hour
9 Run With The Devil
10 Swan Song
11 Legend

メンバー
ボーカル  RUSSEL ALLEN  (ラッセル・アレン)
ギター   MICHAEL ROMEO (マイケル・ロメオ)
キーボード MICHAEL PINELLA(マイケル・ピネーラ)
※ベース   MICHAEL LEPOND(マイケル・レポンド)
ドラム  JASON RULLO (ジェイソン・ルロ)

※アルバムブックレットには”MIKE LEPOND”と表記されておりますが、バンドの公式ページではMICHAEL LEPONDと紹介があります。