Blind Guardian - SOMEWHERE FAR BEYOND
今日はドイツのメタルバンドBlind Guardian(ブラインド・ガーディアン)の1992年に発売しました4thアルバムSOMEWHERE FAR BEYOND(サムホエア・ファー・ビヨンド)を紹介&レビューしていきます。

・よりドラマチックでファンタジックになった4thアルバム
基本は前作同様に“壮大なクワイア”“疾走感強く出し勢い溢れる曲の展開”“フォーキッシュなフレーズ”が特徴的なメロディックスピード/パワーメタルですが、
アコースティックギターのバッキングを主軸にした叙情的でフォーキーなバラード”The Bard’s Songs”、シンフォニックなオケを導入した”Theatre of Pain”、バグパイプのピンポイントな使用も見られ劇的な展開を見せるアルバムラストの”Somewhere far Beyond”と、前作”TALES FROM THE TWILIGHT WORLD”よりもドラマチックでファンタジックな雰囲気が増した様に感じます。

このアルバム以降は大作志向になりストレートな”メロディックスピード/パワーメタル”からは離れる為、疾走感のある初期作品の中では前作に並び人気のアルバムです。

・勢いのあるギターソロ
“ツインのハモり”“ペダル奏法やトレモロでの速弾き”を交えた勢いのあるソロはとても聴きごたえがあります。
ワウやチョーキング・ビブラートを効果的に使ったパートや、ケルトな色合いで勇壮さを出したフレーズも格好良い。

各曲の印象や感想。
アルバム SOMEWHERE FAR BEYOND 曲目
1 Time What Is Time
2 Journey Through the Dark
3 Black Chamber
4 Theatre of Pain
5 The Quest for Tanelorn
6 Ashes to Ashes
7 The Bard’s Song In The Forest
8 The Bard’s Song In The Hobbit
9 The Piper’s Calling
10 Somewhere Far Beyond

1 Time What Is Time
アコースティックギターによる湿っぽい入りからギターリフが入り力強く劇的な展開を見せるオープニングトラック。

徐々に力強く疾走感を増していきクワイアと共に盛り上がりを見せるサビまでのメロパートの展開は熱く、勢いをそのままにに入るメロディアスなギターソロはとても格好良い。

アコギによる湿っぽさを感じるアルペジオがドラマチックな演出をしています。

2 Journey Through the Dark
Time What Is Timeの勢いをそのままに疾走感を出した曲。
通してスラッシュメタルテイストの勢いあるギターリフと激しいドラムのプレイで強い疾走感を出して展開していきます。

3 Black Chamber
ピアノをバックに歌い上げる1分程の曲。
しっとりとしたバラードですが、ハンズィの歌唱からは力強さも感じられます。

4 Theatre of Pain
ブラスを主としたオケが入り混じるミドルテンポの曲。
イントロからブラスやティンパニが入り終始力強く勇壮に盛り上げます。
哀愁を含んだドラマチックなギターソロが格好良い。

5 The Quest for Tanelorn
湿っぽいアコースティックギターのパートから力強い本編へと入っていく曲。
重厚な雰囲気から一変し明るくクワイアと共に壮大な雰囲気を出すサビパートが特に印象的です。

6 Ashes to Ashes
不気味なSEや冷たいキーボードの音色でダークな雰囲気のイントロから入る曲。
特徴的なギターリフをバックにしたAメロでの緊張感のある展開や、中盤過ぎでのドラマチックなギターソロが格好良い。

7 The Bard’s Song In The Forest
物悲しいアコースティックギターをバックに力強く歌い上げる叙情的なバラード。

クワイア等で力強さを見せつつも哀愁に満ちたしっとりとした曲調です。
1分過ぎのややスピード感を出し流れる様にドラマチックに展開するパートが個人的には印象深いです。

8 The Bard’s Song In The Hobbit
In The Forestとは雰囲気が変わりバンドサウンドが入り力強く展開する曲。
前曲同様に哀愁を帯びながらも力強い歌唱とクワイアで勇壮な雰囲気を感じます。

9 The Piper’s Calling
バグパイプによる1分ほどのフォーキッシュなインスト。
雰囲気的に「勇敢なるスコットランド」を思い起こさせます。

10 Somewhere Far Beyond
壮大なイントロから疾走感を出し劇的な展開を見せる人気のタイトルトラック。

疾走感を出した力強い展開の中に現れる勇ましいギターのフレーズや、中盤に現れるバグパイプのケルティックなパートは印象的であり、終盤のケルトな色合いを出した勢いあふれるギターソロもとても格好良い。

疾走曲でありながら7分と長尺ですが、節々でハッとさせられる展開を盛り込んだ作り込まれた曲に感じます。

参加メンバー

ボーカル ・ベース HANSI KÜRSCH (ハンズィ・キアシュ)
ギター  ANDRÉ OLBRICH          (アンドレ・オルブリッチ)
ギター  MARCUS SIEPEN       (マーカス・ズィーペン)
ドラム   THOMAS”THOMEN”STAUCH   (トーマス”トーメン”スタッシュ)

初期のBlind Guardianのアルバムの中でも人気の作品ですのでこのバンドに興味がある方や、メロディアスで疾走感のあるメタルが好きな方にはにはおすすめの1枚です。