BULLET FOR MY VALENTINE - VENOM

今日はBULLET FOR MY VALENTINE(ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン)の今年2015年に発売しました5thアルバムVENOM(ヴェノム)を紹介&レビューしていきます。

BULLET FOR MY VALENTINEはウェールズのメタルバンド今日紹介する“VENOM”は前作から一転しメタルの色合いを強く出し攻撃的な作風で好評のアルバムです。

・アグレッシブな曲を中心とし、じっくり聴かせるミドルテンポの曲も入った充実のアルバム
本人たちがインタビューで「攻撃的なアルバム」を作ったとの発言通りイントロトラックからの2曲目激しいスクリームから入る”No Way Out”スピード感を出した”Army Of Noise”テンポを落としつつも力強い”Worthless”と続き、

全体を通してファストからミドルテンポの曲までパワフルでアグレッシブさを見せてくれる曲が多いです。

しかし、それだけではなくタイトルトラックである“Venom”はしっとりと哀愁のある曲と、アルバムを通すとただアグレッシブなだけでなく、じっくりと聴かせるパートが入る曲も揃っています。

・クリーンボイスにシャウトやスクリームが入り混じる力強いボーカル
ボーカルはクリーンボイスとアグレッシブさを出したシャウトやスクリームを交えたスタイルですが、

クリーンのみで歌うパートも力強く感情を込めて歌うパートが目立ち歌メロには爽やか過ぎないpopで聴きやすい部分もありますが、2ndアルバム等の時とはその辺が変わったと感じる印象です。

・スラッシュテイストのリフやヘヴィなギターリフ
前作と変わりメタルな色合いを強く感じるとの評判ですが、確かにギターは16分での刻みを中心とした疾走感を出したスラッシュテイストのリフとヘヴィなメタルリフが随所で聴かれ、中々に格好良い物が揃っています。

以前のアルバムから聴かれましたが、間奏では規則的な形の速弾きをツインでハモるパートを交えたソロパートやトレモロリフなどで別々の音程を弾きハモるパート等もアルバム内で耳にする事があり特徴的でした。

 

それでは各曲の印象や感想等を書いていきます。

アルバム VENOM 曲目(DELUXE EDITION)
1 V
2 No Way Out
3 Army Of Noise
4 Worthless
5 You Want A Battle? (Here’s A War)
6 Broken
7 Venom
8 The Harder The Heart (The Harder It Breaks)
9 Skin
10 Hell Or High Water
11 Pariah
・DELUX TRACKS
12 Playing God
13 Run For Your Life
14 In Loving Memory (Demo Version)
15 Raising Hell       


 

1 V
ノイズやエフェクトで加工したギターらしき音と叫び声が入ったアルバムのイントロ曲です。

2 No Way Out
スクリームから6弦の開放弦をペダルとした格好良いギターリフが展開される力強い曲。
全体を通してミドルテンポで展開されヴァース(Aメロ)はシャウトするボーカルでアグレッシブに展開、
コーラス(サビ)はキャッチーな歌メロと共にイントロの形をそのままに弦移動したギターリフが展開されます。
効果的にクリーンのギターを入れ緩急をつけていますね。

3 Army Of Noise
ブリッジミュートを主体としたスラッシュメタルテイストのギターリフで爽快に展開するスピードナンバー。

ヴァースはそのまま16分の刻みののリフで勢いよく突っ走りますが、コーラス(サビ)ではドラムもリズムチェンジしギターは8分の刻みでヘヴィに展開します。

疾走感を出したパートもそこから抑揚を付けたサビパートも良いですが、3度でハモるツインギターのクラシカルテイストの速弾きから始まる激しいギターソロが格好良い

4 Worthless
ミドル・スローで重厚に展開する曲。
前2曲から一転してテンポを落としゆったりですがバラードではなく、シャウトを交え力強く展開する曲です。

5  You Want A Battle? (Here’s A War)
派手な合唱から激しいシャウトのボーカルが入りミドルテンポで展開する曲。

メロディーパートに入るとクリーンボーカルで落ち着いて展開され、激しいシャウトが入るものの全体を通してクリーンのボーカルでの歌メロが多くギターも少々控えめ。
ラストのサビでイントロの合唱が入り盛り上がるパートは結構良いですね。

6 Broken
パワーコードではなく4度重ねの刻みからプリングとハンマリングでアクセントをつけたヘヴィなリフで始まる力強い曲。

イントロのリフから格好良いですが、メロでは雰囲気を変えミュートした状態でのトレモロリフを展開したりと多彩に展開します。
ライトハンド奏法のパートから激しく展開するギターソロも中々聞きごたえがあります。

7 Venom
ミドル・スローテンポで展開する哀愁の漂うタイトルナンバー。
ヴァース(メロ)はクリーントーンでソフトタッチに弾くギターのフレーズと共にしっとりと展開されますが、サビではディストーションサウンドのギターが入りボーカルも力強くも哀愁を感じさせてくれます。

イントロからギターの音と共に左右に流れている音はシンセなのかエフェクターで加工したギターの音かちょっと判断できなかったのですが面白いですね。

8 The Harder The Heart (The Harder It Breaks)
ライトハンド奏法によるギターフレーズから始まる哀愁を含んだエモーショナルな曲。

全体を通してミドルテンポで展開されヴァース(Aメロ)ではヘヴィな刻みとシャウトを交えたボーカルで展開されますが、コーラス(サビ)になると空間系エフェクターを効かせたクリーンのギターが入りどこか哀愁を感じる歌メロが展開されます。

9 Skin
メロディアスなギターソロがイントロから展開されるスピード感のある曲です。

ヘヴィなリフと共にキャッチーで爽やかなメロディーが展開し中々良いですが、コーラス(サビ)の終わりにアクセントで入るギターリードやテクニカルなツインギターのハモりを交えた間奏のソロは格好良いですね。

10 Hell Or High Water
全体を通して力強いドラムの音が心地よく感じる曲。
ドラムの音は力強くドシドシと響き心地よく感じます。特に中盤のブリッジ部分はシンプルですが格好良く、その後テンポチェンジし疾走感を出し展開するのも良いですね。

イントロは規則的なフレーズをアウフタクトで始める変則的な物で特徴的ですね

11Pariah
特徴的なイントロのギターリフから疾走感を出し展開するスピードナンバー。

イントロのリフはブリッジミュートでフレーズ感を出しながら左右でハモる特徴的な手法を取っていて面白いですね。

全体を通してクリーンのボーカルでキャッチーなフレーズを歌いながらもシャウトを混ぜアグレッシブさを出した格好良い曲です。短いですが激しいギターソロも中々です。

12 Playing God
どこか切なく哀愁の漂うミドルテンポの曲です。
クリーンボイスを中心としドラマチックなギターのリフやリードが目立つ哀愁のある中々に良い曲で、イントロのリフやコーラス(サビ)でのギターリード部分からはIN FLAMESの”Take This Life”を連想しました。

13 Run For Your Life
叙情的なギターリードから始まるスピードナンバー。
メロディー部分はクリーンのボーカルとアグレッシブなシャウトするボーカルを切り替えリズムにも緩急をつけていますが、

疾走感を強く出したギターソロからトレモロリフで展開されるパート格好良く感じます。

14 In Loving Memory (Demo Version)
クリーンボイスでの力強いボーカルの歌メロで展開される曲。
歌メロはシャウトは使わずクリーンボイスを中心に力強く展開されます。

コーラス(サビ)部分でのギターリードは派手ではないですがどこか哀愁を感じます。
間奏でのメロディアスなギターからコーラス(サビ)に繋がる展開が良いですね。

15 Raising Hell
イントロからプリングでアクセントをつけたギターリフとドラムによるスリリングな展開で始まるアグレッシブな曲です。

特徴的なイントロのリフのままリズミカルなボーカルでノリ良く展開しますが、コーラス(サビ)はテンポを落とし雰囲気を変えるのも特徴的です。

このコーラス(サビ)の歌メロの雰囲気はアルバムを通して何度か耳にしてますが、メタルというよりはエモ的な印象。

参加メンバー
ギター・ボーカル・ベース MATTHEW”MATT”TUCK (マシュー・”マット”・タック)
ギター    MICHAEL”PADGE”PAGET  (マイケル・”パッジ”・パジェット)
ベース・ボーカル  JAMIE MATHIAS   (ジェイミー・マティアス)
ドラム   MICHAEL”MOOSE”THOMAS  (マイケル・”ムース”・トマス)

新世代のメタルバンドとして注目を集めるブレット・フォー・マイ・ヴァレンタインの最新作でしたが、アルバムを通して力強く格好良い曲が揃った中々良い作品でした。
気になっている方や前作で残念に感じていた方々にはオススメします。

ライブ・フェス情報で取り上げると思いますが、来年4月にMONSTER ENERGY OUTBURN TOUR2016にてヘッドライナーとして来日する事が決まった様です。