DIMENSION ZERO - THIS IS HELL
今日はスウェーデンのメロディックデスメタル/デスラッシュ バンドDIMENSION ZERO(ディメンション・ゼロ)の、2003年に発売しました2ndアルバムTHIS IS HELL(ディス・イズ・ヘル)を紹介&レビューしていきます

・デスラッシュよりにアグレッシブな曲調へ変化した2ndアルバム
基本的には1stアルバム同様に“ブラストビートを織り交ぜ激しく叩き続けるドラム”“深く歪んだギターによるスラッシュメタル的なリフ”“強烈なシャウトとデスボイスによるボーカル”で突っ走り続けるアグレッシブな曲調のデスラッシュ。

前作”SILENT NIGHT FEVER”と比べると叙情的な雰囲気のリフやメロディーが減り、より攻撃的になった印象です。
展開は通してシンプルなので、凝った構成の物やメロディアスな曲が聴きたい人には不向きですが、激しいメタルが聴きたい人にはおすすめです

・哀愁や叙情的な雰囲気も感じさせるギターリフ
上で述べた通り徹底的に攻撃的な曲調へと変化しましたが、前作同様に時折現れるフレーズ感を出したギターリフやリードからは”北欧メロデスの哀愁”も感じさせ、攻撃性の中に叙情性が入り混じるギターリフはとても格好良い。

只管にアグレッシブに突っ走る曲も格好良いですが、哀愁や叙情的な雰囲気を強く出した5曲目”Into and Out of Subsistence”が個人的にはおすすめです。

 

各曲の印象や感想。
アルバム THIS IS HELL 曲目
1 The Introduction to Ehat This Is
2 Dimension Zero
3 Immaculate
4 Blood on the Streets
5 Into and Out of Subsistence
6 The Final Destination
7 Amygala
8 Killing My Sleep
9 This Light
10 Di’l Minores

1 The Introduction to Ehat This Is
ヘヴィなギターリフや不気味な語りに金属を打ち付ける様なSEで重厚で禍々しい雰囲気を出したオープニング曲。

2 Dimension Zero
オープニング曲から一転して疾走感を強く出して突っ走るバンド名を冠した曲。

「 this is hell!」と叫ぶデスボイスの咆哮から激しいギターリフやブラストビートを織り交ぜたドラムでアグレッシブに突っ走り続けます。

3 Immaculate
激しくもメロディアスなギターリフが惹きつける曲。
前曲Dimension Zeroの流れをそのままに激しく展開していきますが、ギターリフは全体的にメロディアスにも感じる部分が多く惹きつけられます。

4 Blood on the Streets
3連リズムのギターリフを主体にした曲。
勢い良く突っ走るAメロからテンポを落としシャッフルのリズムも取り入れたサビはノリが良く印象的です。

5 Into and Out of Subsistence
哀愁を感じるギターリフや展開が特徴的な曲。
アグレッシブさを前面に出したアルバム内でもキャッチーで叙情的なリードや、哀愁のあるリフや曲の展開がとても印象的です。

スウェーデン系叙情メロデス好きのツボをついてくる曲で、個人的にこのアルバムの中でも特に気に入っている曲です。

6 The Final Destination
ヘヴィなギターリフとドラムによる重厚なイントロから入る曲。

通してブラストビートも織り交ぜた疾走感を出したドラムにヘヴィなギターリフが乗る展開で、疾走感がありながら重厚さも感じさせます。

7 Amygala
テンポチェンジし場面変化する展開からはヘヴィなグルーブも感じさせる曲。
アグレッシブに疾走感を出したパートからスローに重厚なノリを感じさせるパートへの変化が中々に格好良い。アルバム内で唯一ギターソロがあります。

8 Killing My Sleep
駆け上がりのトレモロリフから入るブルータルな色合いの強い曲。

トレモロで激しく動くリフや半音進行で変化するリフを使用し、曲を通して禍々しくブルータルな雰囲気を強く感じます。

9 This Light
一定間隔の強烈なギターの刻みとドラムのプレイで緊張感ある展開から入る曲。

通してノリを強く強調している印象ですが、メロディアスなギターリフによるパートへと続く展開も中々に格好良く、歌メロが乗る終盤が特に良い。

10 Di’l Minores
アグレッションを出した強烈なギターリフから始まるアルバムラストの曲。

ギターリフからはアグレッシブさだけではなく叙情的な雰囲気も感じ、サビではスローテンポになりダウナーで哀愁の漂う展開へと場面変化するのが印象的です。

参加メンバー
ボーカル    JOAKIM GÖTHBERG(ヨアキム・ゴスベリ)
ベース        JESPER STRÖMBLAD (イェスパー・ストロムブラード)
ギター       GLENN LJUNGSTRÖM (グレン・ユングストローム)
ギター      DANIEL ANTONSSON (ダニエル・アントソン)
ドラム     HANS NILSSON (ハンス・ニルソン)

IN FLAMESのメインソングライターであった”イェスパー・ストロムブラード”が参加している事もあり、攻撃的に変化したものの前作同様に節々でかつてのIN FLAMESの色合いを感じさせます。

アグレッシブさを追求する音楽性は聴く人を選ぶ印象ですが、気にいるとハマるタイプであり激しいメタルが好きな方にはオススメのアルバムです。