ELVENKING - THE PAGAN MANIFESTO

今日はイタリアのフォークメタルバンドELVENKING(エルヴェンキング)の2014年に発売しました8thアルバムTHE PAGAN MANIFESTO(ペイガン・マニフェスト)を紹介&レビューしていきます。

・パワーメタル+フォークメタル
エレキヴァイオリンやギターによるケルト的なフレーズに、キャッチーでメロディアスな歌メロをのせて、”勇壮さ”や”ファンタジックな雰囲気”を出した、フォークメタル+パワーメタル的曲調です。

アルバム中盤以降の曲は”メロコア的”な歌メロも幾つか目立ちます。

・フォーキッシュなフレーズを演奏するエレキヴァイオリン
ヴァイオリンを専任するメンバーがおり、全体を通して歌メロ裏で常にオブリガードとしてフレーズを奏でたり、ソロパートを演奏したりと目立ちます。

ライブでも確認できましたが、エレキヴァイオリンを使い、弦楽器と笛系の音色で演奏し、混ざり合いどちらともつかない音で演奏している所が多いのも特徴的です。

 

それでは各曲の印象や感想等を書いていきます。

アルバム THE PAGAN MANIFESTO 曲目

1 The Manifest
2 Kings of the Elves
3 Elvenlegions
4 The Druid Ritual of Oak
5 Moonbeam Stone Circle
6 The Solitaire
7 Towards The Shores
8 Pagan Revolution
9 Grandier’s Funeral Pyre
10 Twilight of Magic
11 Black Roses For The Wicked One
12 Witches Gather

1 The Manifest
焚き火らしき音からアコースティックギター、ローホイッスルがフレーズを奏で、バンドサウンドによるアレンジで盛り上がりを見せるオープニング曲

2 Kings of the Elves
場面変化の激しい13分と長尺な曲。

イントロから勇壮なクワイアと共に疾走感を出して始まりますが、全体を通すとミドルテンポでのメロディーを重視したパートが多いです。

3分過ぎからは疾走感を出した歌メロパートが展開され、6分を過ぎると雰囲気を変え緊張感のある展開や、9分を過ぎるとアコースティックギターのアルペジオと共に女性ボーカルによる、しっとりとしたメロディーパートが入ったりと場面変化をします。

最終的には3分過ぎでの疾走感を出したコーラスからイントロのパートに戻りブラス・ストリングスでの壮大なエンディングを迎えます。疾走感を出した歌メロパートはちょっと”Sonata Arctica”のMy Seleneに似てますね。

3 Elvenlegions
勇壮な雰囲気で力強く進むスピードナンバー。
ヴァースでのメロディの合いの手の様に入る掛け声や、サビでのクワイアが熱いです。Aメロやサビでの”スネアの頭打ち”も曲全体に力強さを出しています。

エレキヴァイオリンは歌メロの裏で常にオブリガードを演奏し、間奏では軽いソロを聴かせてくれ印象的です。

4 The Druid Ritual of Oak
ギターとエレキヴァイオリンによる軽快なフレーズから始まるノリの良いアップテンポの曲。
アコースティックギターを入れ、フォーキッシュで分かりやすいノリのAメロから、Bメロを挟み”スネアの裏打ち”で疾走感を出したサビまでの展開や、間奏終わりのブリッジミュートのザクザクとした刻みで派手に疾走するパートは格好良い。

5 Moonbeam Stone Circle
これもフォーキッシュで勇壮なフレーズのイントロから疾走感を出した曲。


ブリッジミュートによるギターリフとメロディアスな歌メロで突っ走るAメロから、テンポを落としクワイアで壮大に展開するサビは昔のRhapsodyぽいと感じました。

間奏では雰囲気を変え”ホールトーンスケール”を使用した幻想的なパートも特徴的です。

6 The Solitaire
フォーク的な要素が抑えめでミドルテンポの物悲しさを感じる曲。
Aメロはクリーン・トーンのギターやベースと共にしっとりと展開し、サビではクワイアによる力強い盛り上がりを見せてくれます。デスボイス気味のがなり声やシャウトを所々で入れているのも特徴的です。

7 Towards The Shores
バンドサウンドが入らず、アコースティックギター・エレキヴァイオリン・ローホイッスルによるフォーク色の強い曲。
物悲しい歌メロやアコースティック系の楽器によるアレンジからは哀愁を感じます。

8 Pagan Revolution
イントロから歌われる爽やかな合唱パートが印象的でとてもノリの良い曲。この曲を聴いて気に入りアルバムを購入しました。

全体の流れとしてはとても分かりやすくシンプルですが、通してヴァイオリンと笛系楽器の音色によるフォーキッシュなフレーズとノリ良く爽やかな歌メロが気分を盛り上げてくれます。

間奏では雰囲気をそのままにギターによるフォーキッシュなソロパートが展開されるのも印象的です。

9 Grandier’s Funeral Pyre
ミドル・スローで力強く進行する曲。
Aメロはブリッジミュートでザクザクとシンプルに刻むギターリフやタイトなドラムのプレイと力強い歌メロで進行し、サビではクワイアが入り盛り上がりを見せてくれます。

10 Twilight of Magic
明るく爽やかな雰囲気の疾走曲。
イントロの初めは少しEQRIBURIUMの明るめな曲に似ていると感じましたが、歌メロはどこかメタルではなくメロコア的な曲です。
爽やかで味のあるギターソロの流れは中々良いです。

11 Black Roses For The Wicked One
ピアノによる旋律から始まり、ミドルテンポで物悲しくも力強く展開する曲です。

疾走感は出さず、通してミドルテンポでしっとりと展開しますが、サビではクワイアで盛り上がりを見せてくれます。
個人的にはギターソロとそこからの、転調しより強い盛り上がりを見せてくれるコーラス(サビ)パートが気に入りました。

12 Witches Gather
ドラマチックな展開のアルバムラストの9分程の長尺な曲
イントロは緊張感のある映画音楽的なオケパートからヘヴィなギターリフが入る展開で、少し”Nightwish”ぽいとも感じました。

前半はヘヴィなギターリフが入るパートとアコースティックギターのバッキングでしっとりと進むパート、
後半はギターとエレキヴァイオリンによるフォーキッシュなフレーズやピアノとアコースティックによるパートが入ったりと、場面変化しドラマチックな展開の曲です。

参加メンバー
ボーカル    DAMNAGORAS
ギター     AYDAN
ギター     RAFAHEL
ヴァイオリン LETHIEN
ベース      JAKOB
ドラム      SYMOHN

爽やかでノリの良いパワーメタルやフォークメタルを聴きたい方にオススメします。