ETERNAL TEARS OF SORROW - CHAOTIC BEAUTY
今日はETERNAL TEARS OF SORROW(エターナル・ティアーズ・オヴ・ソロウ)の2000年に発売しました3rdアルバムCHAOTIC BEAUTYを紹介&レビューしていきます。

ETERNAL TEARS OF SORROWはフィンランドのメロディックデスメタルバンド。

派手にキーボードを使うアレンジからシンフォニックメタル的であり、作風からはゴシックメタル的でもあります。
“CHAOTIC BEAUTY”は彼らのアルバムの中でも人気の1枚です。

・激しくも叙情的でゴシックメタル的な世界観も感じさせる作風
“ブラストビートを多用し激しさを出すドラム”“北欧トラッドの入った哀愁を感じるギターリード”“ドラマチックで荘厳な雰囲気を出すキーボード”によるプレイが特徴的です。

ボーカルはデスボイスではありますが、かなりマイルドで聴きやすく感じます。女性ボーカルが参加している曲もあり、デスボイスとのコントラストによるドラマ性を演出している所も見られます

・荘厳な雰囲気を強く演出するキーボード
北欧トラッドの入った哀愁のあるギターリードも印象的ですが。”ストリングス”や”チャーチオルガン”を使い派手に盛り上げたり”ピアノ”でしっとりと美しい旋律を演奏したりと、アルバム通してキーボードが重要な立ち位置に居ると感じます

歌メロ裏でキャッチーなリードを弾いたりソロを弾いたりする所も見られます。

 

それでは各曲の印象や感想等を書いていきます。

アルバム CHAOTIC BEAUTY 曲目
1 Shattered Soul
2 Blood Of Faith Stains My Hands
3 Autumn’s Grief
4 The Seven Eclipse
5 Bride Of The Crimson Sea
6 Black Tears
7 Tar Of Chaos
8 Bhean Sidhe
9 Nocturnal Strains

1 Shattered Soul
ストリングスの音を全面に出したシンフォニックなオープニングナンバー。ブラストビートを交えて激しく展開するが哀愁や耽美的雰囲気も感じる曲。

開放弦をペダルとしたクラシカルな形とトレモロ奏法によるギターリフを交えたヴァース(Aメロ)からメロディアスなストリングスのフレーズと共に展開するコーラス(サビ)パートは中々に良い。

ラストのオーケストラヒットを使いド派手に盛り上げていく所はなんとなくシンフォニックブラックぽいです。

2 Blood Of Faith Stains My Hands
通して哀愁を感じるギターフレーズが印象的な曲です。

イントロのギターフレーズはどこかフォーキッシュな北欧トラッドが入っており、何とも言えない泣きと哀愁を感じます。メロの途中で入るリードやソロも中々良い味を出しています。

通して歌メロパートの流れが良いですね。哀愁のあるギターリードが入るBメロからの掛け声的に歌メロが入るサビは格好良いです。改めて聞くとこの感じは同郷のKALMAHに似ているなとも感じます。

3 Autumn’s Grief
美しく悲哀に満ちたピアノのフレーズから始まる曲。

ヴァース(Aメロ)はクリーンのアルペジオと共にしっとりと展開し、コーラス(サビ)ではイントロのピアノのフレーズをストリングスで展開しドラマチックな盛り上がりを見せてくれます。

ライトハンド奏法から入るギターソロパートや、ラストに入るピアノのアルペジオは効果的に曲を盛り上げシンプルですが通して激しくも美しく印象に残る曲です。

4 The Seven Eclipse
激しくもドラマチックなスピードナンバー。
イントロ後も聴かれるブラストビートにチャーチオルガンを鳴らしたパートからは激しさを感じますが、コーラス(サビ)でのメロ裏のシンセリードのキャッチーなフレーズやストリングスによるパートからはドラマチックな展開も感じます

5 Bride Of The Crimson Sea
叙情的で哀愁に満ちたミドルテンポの曲。
ピアノによる叙情的なフレーズで始まり、ヴァースでは哀愁に満ちたギターリードが歌メロ裏で盛り上げてくれます。

コーラス(サビ)に入るとそれまでのデスボイスのボーカルから、女性ボーカルに変わり感情を込めつつもしっとりとした展開を聞かせてくれ美しさを感じさせます。

6 Black Tears
メロディアスで格好良いギターフレーズで始まるEdge of Sanityのカバー。
原曲も格好良いですが、クリーンボイスの原曲と違いデスボイスで歌い全体的にも力強くスピード感を出しておりノリの良い曲です。

イントロのフレーズと共にタイトル名を歌うコーラス(サビ)やラストのキーボードソロは格好良いです。

7 Tar Of Chaos
力強いドラムのプレイとトレモロのギターリフによる激しい入りからハープシコード (チェンバロ)によるバロック時代のクラシック的フレーズが展開される曲。

通して激しく展開するが、節々で入るハープシコードやコーラス(サビ)でのキャッチーなギターリードがドラマチックに曲を盛り上げ格好良い曲です。

8 Bhean Sidhe
ストリングスによるクラシカルなフレーズから力強いドラムとギターが入り疾走感を出して展開する曲。

ブレイクしてからのピアノの叙情的なフレーズやそれを残しつつ激しく展開するパートは効果的であり印象に残ります。ここでもメロディアスなギターリードをバックにしたコーラス(サビ)のドラマチックな流れは格好良い。

9 Nocturnal Strains
ミドルテンポで展開する叙情的で美しいアルバムラストの曲。
アルバム通して聴かれた哀愁のあるギターフレーズがこの曲でも冴えています。

初めのサビ(コーラス)が終了した後のクリーンのアルペジオと語りのパートから、女性ボーカルに変わる流れは秀逸ですが、メロディアスなギターリードをバックにメインボーカルと女性ボーカルが混じり歌うラストの流れはとてもドラマチック。

イントロのキーボードの透明感あるクリスタル系音色でのアルペジオを残し終わるエンディングの流れも良い。

参加メンバー

ベース・ボーカル ALTTI VETELÄINEN  (アルッティ・フェテレイネン)
ギター    ANTI-MATTI TALALA  (アンティ・マッティ・タラーラ)
ギター   JARMO PUOLAKANAHO  (ヤルモ・プオラカナホ)
キーボード  PASI HILTULA      (パシ・ヒルトゥラ)
ドラム         PETRI SANKALA     (ペトリ・サンカラ)

調べるとメンバーは同郷のKALMAHと何かと繋がりがある人が多いです。

アルバム通して素晴らしい出来で、叙情的なメロデスを聴きたい方にはオススメです



“ETERNAL TEARS OF SORROW – CHAOTIC BEAUTY 【アルバムレビュー】”でした