GAMMA RAY - HEADING FOR TOMORROW
今日はドイツのパワーメタルバンドGAMMA RAY(ガンマ・レイ)の1990年に発売しました1stアルバムHEADING FOR TOMORROW(ヘディング・フォー・トゥモロウ)を紹介&レビューしていきます。

HELLOWEEN(ハロウィン)のメインソングライターであったギタリスト”カイ・ハンセン”により結成されたバンド(プロジェクト)GAMMA RAYの1stアルバム。

・HELLOWEENで築きあげた音楽性を引き継いだ作品。
メロディック・スピード/パワーメタルの先駆けとなった”Keeper of the Seven Keys. Part1,2″(守護神伝)発売後のハロウィンは暫く音楽性を変え、望んでいた曲調と離れてしまった事に当時ファンは落胆していました。

そんな中”守護神伝”を最後に脱退したメインソングライター”カイ・ハンセン”により結成されたGAMMA RAYの1stアルバム”HEADING FOR TOMORROW”は新しい要素を入れつつ音楽性を引き継いだファンの期待に応える作品でした。

ハロウィン時代以上にカイが影響を浮き得たバンドややりたかった方向性が見える作品でもあります。

・ストレートな疾走曲から爽やかさやコミカルさを感じさせる曲までバラエティ豊かな曲群
全体的に爽やかで明るい曲が多いので、北欧の叙情的なパワーメタルが聴きたいという方には少々合わないと感じますが、力強く疾走感溢れるストレートな”Lust for Life”、メジャーキーを主体とした爽やかでノリの良い”Heaven Can Wait”、壮大なクワイアを織り交ぜた感動的な”The Silence”、コミカルさを感じる”MONEY”と、バラエティ豊かな曲が揃っています

各曲の印象や感想。
アルバム HEADING FOR TOMORROW 曲目
1 Welocom
2 Lust For Life
3 Heaven Can Wait
4 Space Eater
5 Money
6 The Silence
7  Hold Your Ground
8 Free Time
9 Heading For Tomorrow

1 Welocom
オケとバンドサウンドによる勇壮な雰囲気を感じる次曲Lust For Lifeへと繋がるオープニング曲

2 Lust For Life
力強く爽快に展開する疾走感溢れる曲。
爽快なギターリフのイントロから入る力強いメロパートの流れや、勇壮なツインリードのハモり交えたメロディアスなギターソロパートは格好良い。

ストレートなメロディック・スピードメタルナンバー。

3 Heaven Can Wait
爽やかなクワイアが印象的なPOPな色合いの曲。
メジャーキーを主軸としたミドル・ファストテンポの明るくノリの良い展開で、メロパートからギターソロまで爽やかです。

4 Space Eater
ミドルテンポのどこか怪しさを出した曲。
シンプルなギターリフで進行していき派手さはないですが、表現豊かに歌うボーカルラルフ・シーパースの歌唱が印象的です。

5 Money
格好良さとコミカルさが入り混じる曲。
ギターや歌メロからは格好良いと感じる部分が所々でありますが、全体的にコミカルで陽気な雰囲気を強く出しているのが特徴的です。

6 The Silence
場面変化していく壮大で感動的な曲。
明るくも哀愁を含んだイントロからピアノのバッキングにしっとりとした歌メロのパートから入り、目まぐるしく変化しています。

壮大なクワイアと共に感動的で雄大な雰囲気を出したラストまでの流れはとてもドラマチックです。

7  Hold Your Ground
4曲目MONYとはまた違ったコミカルさが入り混じるアップテンポの曲。
この曲もコミカルに感じる部分が節々であるものの、メロパートやギターはツボをつく部分が多く、ツインのハモりを交えたギターソロパートも中々に格好良いです。

8 Free Time
ロックンロールでポップな色合いの曲。
通して爽快でノリの良いロックでポップな雰囲気です。

9 Heading For Tomorrow
QUEENぽいクワイアから入る14分ほどのタイトルトラック。
メロパートとインストパートをざっくりと分けて展開していくタイプであり、オペラチックなクワイアを織り交ぜた歌メロやどこかオールドメタルなギターリフからは十分に格好よさを感じさせますが、少々冗長にも感じます。

参加メンバー(メインメンバーのみ)
ボーカル  RALF SCHEEPERS      (ラルフ・シーパース)
ギター   KAI HANSEN       (カイ・ハンセン)
ベース    UWE WESSEL       (ウヴェ・ヴェッセル)
ドラム    MATHIAS BURCHARDT   (マティアス・ブルヒャルト)

ハロウィンから続くメロディックスピード/パワーメタル系ジャーマンメタルにおける傑作の1枚ですのでオススメします。※2015年に発売されたリマスター盤ではデザインが変更されています。↓