HELLOWEEN - KEEPER OF THE SEVEN KEYS PART 1
今日はドイツのパワーメタルバンドHELLOWEEN(ハロウィン)の、1987年に発売しました2ndアルバムKEEPER OF THE SEVEN KEYS PART 1(邦題:守護神伝 -第一章-)を紹介&レビューしていきます

・メロディック・スピードメタルの先駆けとなったアルバム
“ハイトーンボイスでのキャッチーでメロディアスな歌メロ”“ツインリードのギター”に力強く“疾走感を出した”ドラマチックな曲調は多くのフォロワーを生み出し、後に“メロディックスピードメタル”と形容される音楽性の先駆けとなった記念すべきアルバム。

“HELLOWEEN”の初期の傑作と評価されるアルバムの1つであり、次作”KEEPER OF THE SEVEN KEYS, PART2″と並んで、メロディックなメタルの歴史的な作品の1つです。

・明るくも哀愁を帯びたキャッチーな曲展開
アルバムを通して曲群はキャッチーで明るく馴染みやすさを感じますが、POP過ぎず、かすかに哀愁や物悲しさを含んでいます。

・高い構築性を感じさせるツインリードによるギターソロ
ツインのハモりを多用するクラシカルなパートはどれも印象的であり、何段階かに展開していくギターソロからは高い構築性と格好良さを感じます。トレモロ奏法を多用するのも特徴的ですね。

 

各曲の印象や感想。
アルバム KEEPER OF THE SEVEN KEYS  PART 1 曲目
1 Initiation
2 I’m Alive
3 A Little Time
4 Twilight of the Gods
5 A Tale That Wasn’t Right
6 Future World
7 Halloween
8 Follow the Sign

1 Initiation
壮大な物語の始まりを告げるかのようなオケとバンドサウンドによるオープニング曲。
次曲I’m Aliveへと繋がります。

2 I’m Alive
明るくも哀愁を帯びたメロディで疾走感を出し展開する代表曲。

メロディーの流れはとても明快であり、ツインのリードと共に展開するBメロからクワイアによるサビはとてもキャッチーです。

中盤でのツインリードによるクラシカルなトレモロのハモりを聴かせるギターソロは中々格好良い。

3 A Little Time
やや落ち着いた雰囲気のロックな色合いも感じる曲
ミドルテンポでギターリフやメロディーはシンプルに展開する曲調。キャッチーなサビパートは結構印象的ですが、目覚まし時計のSEを入れた間奏部分も特徴的です。

4 Twilight of the Gods
メジャーキーの爽やかなギターソロから疾走感を出した始まる曲。
語りを所々で挟み、ほのかに哀愁を帯びたメロディーで勢い良く突き進んでいきます。

かすかにミュートして弾かれるアルペジオ型のギターリフが入るサビパートは印象的であり、ツインリードによるハモりを入れたギターソロも格好良い。

5 A Tale That Wasn’t Right
どことなく演歌的にも感じる物悲しいバラード曲。

哀愁と泣きを感じさせるギターのフレーズから雰囲気をそのままにメロディーパートへと入り、物悲しく哀愁を感じる曲の展開を聴かせてくれます。

クリーントーンのバッキングからディストーションサウンドに変わりクワイアの入るサビでは盛り上がりを見せ、ギターソロも泣きに満ちた曲。

6 Future World
微かにミュートをかけたメロディアスなギターリフやキャッチーなメロパートが印象的なセットリストに入る定番の曲。

曲の展開やメロディーは通してとてもシンプルですが、メロディセンスを感じ、とても馴染み良く印象に残ります。コミカルなSEを混ぜた演出の間奏も特徴的です。

7 Halloween
場面変化し劇的な展開を見せる14分程の壮大な大作曲。

シリアスで緊張感のあるイントロから始まり、メロディアスな歌メロパートや、ギターソロパートを所々で挟み場面変化していきます。

ソロはどれも聴きごたえがありますが、10分手前からのクラシカルなツインのハモりで畳み掛けるように展開していくパートがとても格好良い。

8 Follow the Sign
ストリングスやシンセサウンドを薄く効かせ、エキゾチックな雰囲気のギターフレーズが展開されるアルバムラストの曲。

最後まで聴くと次アルバム”KEEPER OF THE SEVEN KEYS, PART2″のへの繋がりを感じます。

参加メンバー
ボーカル    MICHAEL KISKE(マイケル・キスク)
ギター        KAI HANSEN (カイ・ハンセン)
ギター       MICHAEL WEIKATH (マイケル・ヴァイカート)
ベース      MARKUS GROSSKOPF (マーカス・グロスコフ)
ドラム    INGO SCHWICHTENBERG (インゴ・シュヴィヒテンバーグ)

より強く疾走感を出したバンドやキーボードやオケで派手に装飾したバンドは居ますが、今聴いてもメロディアスなメタルとして確かな良さを感じさせます。

様々なバンドに影響を与えその後の”メロディック・スピード/パワーメタル”の先駆けとなったアルバムですので、このジャンルに興味のある方や後続のバンドで気に入った方にはオススメです。