HELLOWEEN - MASTER OF THE RINGS
今日はドイツのパワーメタルバンドHELLOWEEN(ハロウィン)の、1994年に発売しました6thアルバムMASTER OF THE RINGS(マスター・オブ・ザ・リングス)を紹介&レビューしていきます。

・賛否あった前作から再び高い評価を得た中期の人気作
ボーカル”マイケル・キスク”が脱退し、新たに元PINK CREAM69の”アンディ・デリス”が加わった新体制で作られた6thアルバム。

音楽性を変え賛否両論だった前作”Chameleon”から、色合いは違うものの名盤”KEEPER OF THE SEVEN KEYS PART 1,2″(守護神伝)の持ち味を取り戻し再び高い評価を得た作品です。

・キャッチーで印象に残るバランス良い曲群
全体的にはポップよりに感じますが、初期作品とは違った哀愁を含み派手さは無いものの通してメロディーは印象的でとても聴きやすい。

時折見せるユーモアやコミカルさも狙い過ぎた感じではないのが好印象です。

力強い2曲目“Sole Survivor”や続く“Where the Rain Grows”が人気ですが、日本盤ボーナストラックの“Can’t Fight Your Desire”や”Grapowski’s Malmsuite”もボーナスにするには勿体なく感じる良い曲です。

各曲の印象や感想。
アルバム MASTER OF THE RINGS 曲目
1 Irritation
2 Sole Survivor
3 Where the Rain Grows
4 Why?
5 Mr Ego(Take Me Down)
6 Perfect Gentleman
7 The Game Is On
8 Secret Alibi
9 Take Me Home
10 In The Middle of a Heartbeat
11 Still We Go
12 Can’t Fight Your  ※日本版ボーナストラック
13 Grapowski’s Malmsuite 1001 ※日本版ボーナストラック

1 Irritation
オケによる壮大なオープニング曲。ファンタジックでちょっとメルヘンな雰囲気です。

2 Sole Survivor
力強く派手なドラムのプレイから入る正統派メタルな色合いも感じるオープニングナンバー。
イントロからインパクトがありますが、ヘヴィな刻みやツーバスによる力強いAメロからメロディアスなBメロ、曲名を歌うキャッチーなサビへの流れは格好良い。

3 Where the Rain Grows
ペダル奏法によるクラシカルなギターリフやツインギターによるソロが格好良い曲。

メロパートも前曲同様に良いですが、イントロから聴かれるペダル奏法によるクラシカルなリフやツインギターによるハモりや掛け合いを聴かせるソロが格好良い。

4 Why?
力強くも物悲しさを含んだミドルテンポのロックな色合いの曲。

哀愁を含んだしっとりとしたBメロからサビへの流れは印象的であり、泣きを感じさせるロックな色合いのギターソロが格好良い。

5 Mr Ego(Take Me Down)
どこかダウナーで重厚な雰囲気の7分程の曲。
スローでどっしりと展開をしていき、やや開放的なサビメロが印象的です。

6 Perfect Gentleman
イントロやサビで流れる特徴的なリフが印象的な曲。
キャッチーで哀愁も感じるサビメロも印象に残り、雰囲気をそのままに弾かれるギターソロは中々に格好良い。

7 The Game Is On
コミカルなSEが入り明るく爽やかに展開していく曲。
ゲームのse的なピコピコ音を所々で入れコミカルな面が見られますが、歌メロからメロディアスなギターソロまで中々に印象に残ります。

8 Secret Alibi
シンセサウンドのアルペジオと共にドラマチックなイントロから入る曲。

イントロからポップなAメロへと続きますが、Bメロからサビへの流れはキャッチーで物悲しさを含み印象的です。

派手さは無いですが聴きやすさの中に絶妙にツボに入るメロディーがあります。

9 Take Me Home
シャッフルのリズムでノリよく進んでいく曲。

通して爽快なロックンロールなノリの中にHELLOWEENらしさを感じます。
勢いをそのままに弾かれるロックなソロは中々格好良い。

10 In The Middle of a Heartbeat
アコースティックギターの物悲しい入りから始まる渋さを感じるバラード。
しっとりとしたAメロから力強く変化していくサビやアコギによるソロパートが印象的です。

曲調やアンディの歌唱からはどこか渋い哀愁を感じさせます。

11 Still We Go
オルゴール的な音や様々なSEが入るイントロから刻みのギターリフが入り力強く展開していく曲。

疾走感を出すBメロからイントロのギターリフと共に力強く展開するサビまでの流れや、メロディアスなツインのハモりを織り交ぜたギターソロが格好良いです。

12 Can’t Fight Your ※日本版ボーナストラック
勇壮にも感じるギターのフレーズから哀愁を含み力強く展開する曲。
クリーントーンのギターをバックにした落ち着いたAメロから力強く熱いサビの展開はとても格好良い。

ボーナストラックですがアルバムの中でもとても良いと感じた曲の1つです

13 Grapowski’s Malmsuite 1001 ※日本版ボーナストラック
イングヴェイぽいネオクラシカルなギターのプレイが特徴的な場面変化していくインスト。

ネオクラシカル調のギターのプレイが終わると雰囲気を変えスペーシーなシンセを使った幻想的なパートに入り、物悲しいピアノのパートへと続き、ラストは疾走感を出し勢いあふれるギターソロパートで締めます。
ボーナストラックですがこれも前曲に続いて格好良い曲です。

参加メンバー
ボーカル    ANDI DERIS(アンディ・デリス)
ギター ROLAND GRAPOW (ローランド・グラポウ)
ギター     MICHAEL WEIKATH (マイケル・ヴァイカート)
ベース     MARKUS GROSSKOPF (マーカス・グロスコフ)
ドラム     ULI KUSCH (ウリ・カッシュ)

アンディ・デリス加入直後の作品としては次作THE TIME OF THE OATHと並び人気のアルバムですので、ハロウィンに興味がある方にはおすすめします。