HELLOWEEN - THE TIME OF THE OATH
今日はドイツのパワーメタルバンドHELLOWEEN(ハロウィン)の、1996年に発売しました7thアルバムTHE TIME OF THE OATH(タイム・オブ・ジ・オウス)を紹介&レビューしていきます。

・前作からメタルな色合いを強くした7thアルバム
パワーメタルとしての色合いを取り戻し好評だった前作”MASTER OF THE RINGS”から、POPやコミカルな要素が減り、”キャッチーでメロディアス”な部分をそのままに、より力強く”メタルな色合い”を強く出したアルバム

ややクセのあるユーモアやコミカルさが苦手な人には前作よりもおすすめの作品です。

・疾走感のある曲からバラードまで良曲揃い
メロディアスでストレートに疾走感を出し勢いのある1曲目”We Burn”6曲目”Before the War”
力強くキャッチーな4曲目”Power”や、哀愁を帯びた7曲目”A million to One”。
印象的なバラードである5曲目”Forever and One”11曲目”If I Knew”と、個人的には疾走感のある曲からバラードまで印象的で良曲以上だと感じるものが多く揃ったアルバムです。

各曲の印象や感想。
アルバム TIME OF THE OATH 曲目
1 We Burn
2 Steel Tormentor
3 Wake Up the Mountain
4 Power
5 Forever and One
6 Before the War
7 A Million to One
8 Anything My Mama Don’t Like
9 Kings Will Be Kings
10 Mission Motherland
11 If I Knew
12 The Time of the Oath

 

1 We Burn
少々おちゃらけた入りからアップテンポの熱いノリの本編へと入るオープニングナンバー
16分の刻みによる力強いAメロからメロディアスなBへと続き、曲名を熱く歌うサビへの流れはシンプルながら格好良い。
サビの勢いをそのままに入るライトハンドやペダル奏法を駆使したギターソロも中々に熱い。

2 Steel Tormentor
エンジンをふかす音から軽快なスネアの連打が入りメロディアスに力強く突っ走る曲。
ドラムの連打から入るギターリフやメロディアスに哀愁を含んだ激しいソロは格好良く、キャッチーなメロパートも印象的です。

3 Wake Up the Mountain
ハーモニックマイナーの駆け下がりからライトハンド奏法を駆使したパートへと続く曲。

メロパートはやや爽やかさも感じるミドルテンポのロックでキャッチーな色合いですが、間奏ではベースソロも交えクラシカルでテクニカルなギターソロを聴かせてくれます。

4 Power
メロディアスで哀愁を含んだ力強くキャッチーな曲。

イントロのギターリードやキャッチーな歌メロからは哀愁を感じ、雰囲気をそのままに弾かれるツインのギターソロも印象的です。
クワイアとなるサビからは熱さや力強さも感じさせます。

5 Forever and One
物悲しいピアノの旋律から入るしっとりと感動的なバラード。
湿っぽいメロディーはどことなく演歌ぽく泣きを感じさせ、ギターソロもとてもエモーショナルで味わい深い曲です。

6 Before the War
緊迫感のあるSEから勢い良く疾走感を出した本編へと入る人気の曲。

ザクザクとした刻みでの疾走感を出したAパートからクリーンのコードを入れたやや湿っぽいBパートへと続き、ドラマチックに盛り上がりを見せるサビへの展開は格好良い。
ツインのハモりを織り交ぜた勢いのあるギターソロも聴きごたえがあります。

7 A Million to One
力強さに哀愁や切なさを感じるミドル・スローの曲。
Bメロから静かに力強い盛り上がりを感じさせるサビのメロへの流れがとても印象的です。

8 Anything My Mama Don’t Like
Helloweenらしいコミカルさを含んだPOPな曲。

全体的にPOPでコミカルなノリが強いものの、メロディーは印象に残る部分もあり、ギターからはロックな格好よさも感じさせます。

9 Kings Will Be Kings
メロディアスでストレートに疾走感を出した曲。
力強くも物悲しさを含んだメロパートから、対比を付ける様にメジャーキーでの爽やかなパートから入るギターソロは印象的です。

10 Mission Motherland
アイディアのある変化を見せる9分程の大作曲。

メロパートではザクザクとしたギターリフでのメタルなパートが続きますが、中盤過ぎのインストパートではスラップベースをバックにしたフュージョンぽい浮遊感のあるパートや、ガラリと雰囲気を変えしっとりと感動的なパートを織り交ぜ変化を見せてくれます。

11 If I Knew
哀愁を帯びたギターのフレーズから入るバラード。

クリーントーンのギターをバックにしっとりとしたAメロから、ディストーションサウンドのギターが入り力強さを見せるサビからは熱さも感じさせます。
Forever and One程エモーショナルでは無いですが、個人的にはこちらの方が気に入っています。

12 The Time of the Oath
ミステリアスでダークなアルバムラストのタイトルトラック。
機械的で特徴的なSEからヘヴィなギターリフが入りスローでダークな展開が続きます。

それまでのスローテンポからスピード感を出したクラシカルなツインのギターソロは印象的です。

参加メンバー
ボーカル    ANDI DERIS(アンディ・デリス)
ギター  ROLAND GRAPOW (ローランド・グラポウ)
ギター     MICHAEL WEIKATH (マイケル・ヴァイカート)
ベース     MARKUS GROSSKOPF (マーカス・グロスコフ)
ドラム     ULI KUSCH (ウリ・カッシュ)

歌メロやギターソロの印象深さは”守護神伝”の方が上に個人的には感じますが、この作品も中々の良曲揃いのアルバムです。

アンディ・デリス加入直後の作品としては前作”MASTER OF THE RINGS”と並び人気のアルバムですので、ハロウィンに興味がある方にはおすすめします。