MEGADETH - RUST IN PEACE

今日はMEGADETH(メガデス)の1990年に発売されました4rdアルバムRUST IN PEACE(ラスト・イン・ピース)のレビュー&紹介をしたいと思います。

ギタリスト “デイヴ・ムスティン”により結成されたバンドでBIG4・スラッシュメタル四天王の一つに数えられる最も有名なバンドの1つ。

知名度などはメタリカの方が上ですが、曲の展開などはBIG4の中でも最も“複雑”でギターも“テクニカル”なので、メタル好きの方には楽曲的にはこちらのバンドを支持する人が多いような気がします。

今回レビューする4thアルバム”RUST IN PEACE”はMEGADETHのメンバー的にも黄金期の作品であり“最高傑作”との呼び声が高く、バンドが当時の攻撃的なスラッシュメタルという枠組みからより広いフィールドで評価を受けた作品でもあります。

 

・デイヴ・ムスティンの攻撃的なギタープレイ+マーティ・フリードマンのメロディアスなギタープレイ
シンプルでキャッチーな物もありますが、ソングライターでありギター・ボーカル “デイヴ・ムスティン”“独特なリズムとフレーズ感”を持った“キレのあるギターリフ”はどれも印象的で強烈です。
早い刻みのスピード感のあるリフは同時期の他のバンドにもありますが、他にはない独特さがあります。

デイヴ・ムスティンのギタープレイはこれ以前の作品から特徴的でしたが、この作品では新しくメンバーとして加わったギタリスト ”マーティ・フリードマン”“エキゾチックでメロディアスなギタープレイ”がデイヴ・ムスティンの音楽性と見事に合わさりそれまでの作品よりも高い完成度を感じさせてくれます。

アルバムを通してギターソロの掛け合いが多くデイヴ・ムスティンの攻撃的なギターソロとマーティ・フリードマンの独特の色合いを出したフレーズのギターソロのコントラストがとても印象的です。

・複雑だがキャッチーで聴きやすさのある楽曲
多層的に変化し複雑な展開をするものが多いのですが、それまでのアルバムよりも楽曲はスラッシュメタル的な攻撃性が抜け、調整され、全体的にキャッチーで聴きやすい印象になっており、より枠組みの広いヘビーメタルの作品になっています。

・引き立たせるリズム隊
どうしてもギタリスト2人が強烈で目立ちますが、楽曲を引き立たせるテクニカルなプレイをしているベーシストのデイヴィッド・エレフソンやドラマーであるニック・メンザのプレイにも聴きどころがあります。

各曲の印象や感想を書いていきます(私の所持しているのは2004年リマスターです)

アルバム RUST IN PEACE  曲目

1 Holy Wars…The Punishment Due
2 Hangar 18
3 Take No Prisoners
4 Five Magics
5 Poison Was The Cure
6 Lucretia
7 Tornado Of Souls
8 Dawn Patrol
9 Rust In Peace… Polaris
10 My Creation     ※リマスターボーナストラック

1 Holy Wars…The Punishment Due
イントロからキレのある鋭いギターリフで始まるMEGADETHを代表する名曲。
楽曲は多層的になっており、およそ2分ごとに変化し展開していきます。

イントロの雰囲気をそのままに入るメロディーパートやギターソロパートのバックで流れるタイトでテクニカルなギターリフは凄まじい。
マーティ・フリードマンのフレーズ感を出したギターソロとデイヴ・ムスティンの攻撃的なギターソロもまた素晴らしい。
個人的にはこの曲のイントロのリフは今まで聞いた中で最も印象的でした。

2 Hangar 18
前半はキャッチーなリフと歌メロでポップな雰囲気で展開しますが、後半は雰囲気が一変しマーティ・フリードマンとデイヴ・ムスティンのギターソロの掛け合いが展開されます。

前半のキャッチーでポップな展開、後半のテクニカルなギターソロの掛け合いどちらもとても格好良い人気の曲です。

3 Take No Prisoners
この曲もイントロからタイトで複雑なギターリフで始まるがドラムとベースのプレイも印象的。
全体を通してギターリフにはキレがありテクニカルで楽曲は全体的にスラッシュメタル的な疾走感があります。

4 Five Magics
やや不気味な雰囲気があり全体的に少々複雑に展開する曲。
イントロから激しく始まると思わせて序盤はスピード感を落とし静かに展開されますが、歌メロが入るとテンポアップ。

この曲においてもギターリフは全体的にキレがありますが、特徴的なギターソロが何度も入るのも印象的でラストの展開は凄まじい。

5 Poison Was The Cure
ベースを主体とし落ち着いて始まるが、途中で疾走感溢れる凄まじいギターリフが入り展開をしていく曲。
ギターリフも非常に格好良いがラストのギターソロも良い。

6 Lucretia
イントロのコードアルペジオを主体としたギターリフが中々に印象的なミドルテンポでキャッチーな展開の曲。

コード進行的にもフレーズもややフラメンコ調なマーティのギターソロとその後入る対照的なデイヴ・ムスティンのギターソロの掛け合いが素晴らしい。

7 Tornado Of Souls
MEGADETHの曲の中でもHoly Wars…The Punishment Dueと並ぶ人気曲。
シンプルだが印象的なギターリフにストレートな展開、そしてマーティー・フリードマンの絶妙なギターソロ。

ビブラートやチョーキングで音の揺れを強くかけた演歌的なフレージングのパートと早弾きのテクニカルなパートで構成されるこのギターソロは最も有名なギターソロの一つでしょう。

8 Dawn Patrol
バッキングはほぼベースとドラムのみの2分にも満たない曲。
ボーカルも囁く感じでなんとも言えない雰囲気でスローに展開されます。

9 Rust In Peace… Polaris
アルバムラストの曲。
キャッチーな歌メロと3連符を中心とした跳ねるリズムの軽快なノリのギターリフパートとキレのあるギターリフで疾走感のある展開をするパートの2部構成の曲。
ギターソロは無いが歌メロもギターリフも中々に格好良い曲。

10 My Creation
リマスターのボーナストラック曲。
全体的に強くリバーブをかけた感じの曲で複雑な展開などは無く短くシンプルですがこれもギターが中々格好良いです、
普段はボーナストラックは蛇足感がある事が多くあまり書く事は無いんですが結構良いと思ったので書きました。

※リマスター盤には他にもRust In Peace… Polaris Holy Wars…/The Punishment Due /Take No Prisonersのデモが収録されています。

参加メンバー
ボーカル・ギター        DAVE MUSTAINE        (デイヴ・ムスティン)
ギター             MARTY FRIEDMAN    (マーティ・フリードマン)
ベース                 DAVID ELLEFSON      (デヴィッド・エレフソン)
ドラム                 NICK MENZA        (ニック・メンザ)

レビューを書くのに改めて聴き込みましたが楽曲自体も素晴らしいのですがやはりギターリフにギターソロとギターが全体的にとても格好良いです。

私はベスト盤も所持しており、他のアルバムの名曲も入っており良いのですが、このアルバムはある意味ではベスト盤以上のアルバムに感じます。

間違いなく”メタル史に残る名盤”ですのでおすすめします。

※2004年のリマスター盤にはコピーコントロールCDがある様なので注意です。
※2013年に新装販売した物は音源は2004年リマスターのものらしいのですがSHM-CDになった様です。