TRIVIUM - ASCENDANCY
今日はアメリカのメタルバンドTRIVIUM(トリヴィアム)の、2005年に発売されました2ndアルバムASCENDANCY(アセンダンシー)をレビュー&紹介をしていきます。

・北欧メロデスの色合いとモダンなメタルコアが入り混じる作風
“スクリームを多用したアグレッシブなデスボイス”と”コントラストを出した“哀愁を感じさせるクリーンボイス”を使い分けるボーカル。

”スラッシュメタルテイスト溢れるギターリフ””北欧メロデスを思い起こさせるメロディアスなギターリフ”に”ツインリード”

それらが混ざり合い、“メタルとしての格好よさ”を感じさる”メロディックデス/メタルコア”な作風。

ギターは所々でArch Enemyの”マイケル・アーモット”に似た所が感じられますが、アルバム終盤でのスレイヤーちっくなギターリフもとても格好良い。

・勢いがありテンションの高い作品
デスボイスでの咆哮・スクリームを多用しているのもありますが、”スラッシュテイスト溢れるギターリフもかなりアグレッシブ”であり、テンションの高さを感じさせます

“ツインの掛け合いやハモりを多用するメロディアスなギターソロ”も、とてもテクニカルで勢いがあります。

曲の幅が広がった次作もとても人気がありますが、この作品も勢いあふれるTRIVIUMの初期の傑作の1つとされてます。

・アルバム内で気に入った曲
3曲目 “Pull Harder On The Strings Of Your Martyr”・5曲目“Ascendancy”・6曲目“A Gunshot To The Head Of Trepidation”・9曲目“The Deceived”・11曲目“Departure”・12曲目”Declaration”

似た曲調がやや多く音楽性の幅はないですが、どれも格好良い曲ばかりです。



各曲の印象や感想。
TRIVIUM – ASCENDANCY 曲目

1 The End Of Everything
2 Rain
3 Pull Harder On The Strings Of Your Martyr
4 Drowned And Torn Asunder
5 Ascendancy
6 A Gunshot To The Head Of Trepidation
7 Like Light To The Flies
8 Dying In Your Arms
9 The Deceived
10 Suffocating Sight
11 Departure
12 Declaration

1 The End Of Everything
アコギとピアノを中心とした仄暗く物悲しいアルバムのイントロ曲。

2 Rain
ザクザクとスラッシーに刻むギターリフから勢い良く入るオープニングナンバー。

3 Pull Harder On The Strings Of Your Martyr
力の入ったデスボイスのスクリームとメロディアスなギターが激しくもドラマチックな展開を見せる曲。

通して聴かれるデスボイスによるスクリームが強烈ですが、メロディアスなギターリフをバックに対比させるかの様にクリーン・ボイスで歌われるサビがとても印象的です。

後半ツインのハモりで畳み掛けていくメロディアスなギターソロもとても格好良い。
ギターからはどことなく”ARCH ENEMY”と”SYMPHONY X”を足したかの様な印象を受けます。

4 Drowned And Torn Asunder
やや落ち着いた入りからアグレッシブな曲調へと変化する曲。

アグレッシブなギターとデスボイスによるパートから爽やかなクリーン・ボイスで歌われるサビへの対比を使った曲ですが、激しい掛け合いとハモりを見せるギターソロがとても格好良い。

5 Ascendancy
激しくも哀愁に満ちたタイトルナンバー。

イントロのギターリードやクリーン・ボイスで歌われるサビからは強い哀愁を感じさせます。

全体的には落ち着いた雰囲気ではなく疾走感を出したパートもあるテンションの高い曲であり、Aパートのトレモロのギターリフなんかはブラックメタル的な雰囲気さえ感じさせます。
メロディアスなギターリフを展開するサビ前のBパートも格好良い。

6 A Gunshot To The Head Of Trepidation
ドラマチックな展開のギターソロやキャッチーなサビが格好良い曲。

少し不穏な雰囲気の入りで始まりますが、テンポチェンジしてガラリと雰囲気を変えるキャッチーなサビパートや、下降していくドラマチックなコード進行にのるメロディアスなギターソロがとても格好良い。

かなりArch Enemyに似ている様に感じます。

7 Like Light To The Flies
テンション高く疾走感を出した入りからミドルの落ち着いたサビへと続く曲。

入りからメロまで続くメロデス的なペダルリフが格好良く、テンポチェンジし雰囲気を変え入るギターソロもドラマチックな展開を聴かせてくれます。

8 Dying In Your Arms
切なげなギターリードから叙情的な雰囲気でドラマチックな展開をしていく曲。

デスボイスを殆ど使わず物悲しいクリーンボイス主体で歌われます。
ギターは殆ど刻みをせずキャッチーで爽やかさを感じさせ、ツインのハモりを交えたギターソロは美しい。

ラストのサビでは一音上に転調し盛り上がるという手法を使い、全体的にポップな色合いを感じさせ、それまでの曲とは毛色の違う曲に感じます。

9 The Deceived
勇壮なギターリフでの疾走感を出した入りから始まる曲。
クリーンとデスボイスの掛け合いによるサビ前のパートがとても格好良く、ミドル・スローでの哀愁のあるサビやツインリードによるソロパートも印象的。

入りの勇壮なギターリフはどことなくKALMAHに似た感じで、They Will Returnなんかを思い出しました。

10 Suffocating Sight
全体的にどこか鬼気迫るシリアスな雰囲気を感じさせる曲。

前半はスラッシュテイスト溢れる疾走感を強く出した曲調ですが、テンポダウンしたサビ後の不協和音を使用した重苦しいパートが特徴的です。

11 Departure
物悲しく哀愁を感じさせるパートとアグレッシブで激情的なパートが強いコントラストを感じさせる曲。

アコギのアルペジオを織り交ぜクリーンボイスによる物悲しい雰囲気かと思えば、強烈なデスボイスのスクリームを使ったパートやスラッシーなギターリフを入れた疾走パートが現れたりと、曲全体で強いコントラストを感じさせます。

12 Declaration
スレイヤー的なスラッシュパートからクリーンボイスによる爽やかなパートや、メロディアスなツインのギターソロパートと様々な展開を見せるアルバムラストの曲。

7分と少々長い曲ですが、スリリングなパートからメロディを聴かせるパートまでとても良く、飽きさせない曲です。

参加メンバー
ボーカル・ギター  MATTHEW KIICHI HEAFY  (マシュー・キイチ・ヒーフィー)
ギター  COREY BEAULIEN (コリー・ビューリー)
ベース  PAOLO GREGOLETTO (パオロ・グレゴリート)
ドラム   TRAVIS SMITH  (トラヴィス・スミス)

激しいエクストリーム・メタルが好きな方にはオススメのアルバムです。

TRIVIUM – ASCENDANCYのレビューと感想でした。