BEYOND CREATION -『ALGORYTHM』
カナダのテクニカル・デスメタルバンド BEYOND CREATION が、ニューアルバム『ALGORYTHM』を10月12日にリリース

アルバムは全10曲を収録。日本盤はワードレコーズ、海外ではSeason of Mistよりリリース。

『ALGORYTHM』は前作「Earthborn Evolution」から4年ぶり通算3枚目のアルバムとなります。

アルバムの発表とともに収録曲「The Inversion」のミュージックビデオが公開されました↓



「The Inversion」 Spotify


トラックリスト
01. Disenthrall (1:43)
ディセンスロール
02. Entre Suffrage Et Mirage (4:20)
アントレ・サファレッジ・エ・ミラージュ
03. Surface’s Echoes (6:53)
サーフェセズ・エコーズ
04. Ethereal Kingdom (5:19)
イセリアル・キングダム
05. Algorythm (7:39)
アルゴリズム
06. À Travers Le Temps Et L’oubli (1:47)
ア・トラヴェル・ル・タン・エ・ルブリ
07. In Adversity (3:18)
イン・アドヴァーシティ
08. The Inversion (7:26)
ジ・インヴァージョン
09. Binomial Structures (6:31)
バイノミアル・ストラクチャーズ
10. The Afterlife (5:37)
ジ・アフターライフ

・ボーナストラック
11. サーフェセズ・エコーズ(インストゥルメンタル)
12. ジ・アフターライフ(インストゥルメンタル)

フランス語圏であるカナダのケベックは、なぜか一風変わったエクストリーム・メタル・バンドを輩出し続けている。Voivod、DBC、Gorguts、Cryptopsy、Martyr。いずれも強烈な個性を持ったバンドばかりだ。そんな系譜に属するのが、プログレッシヴ・テクニカル・デス・メタル・バンド、ビヨンド・クリエイション。05年にシモン・ジラール(ヴォーカル、ギター)を中心に結成された彼らは、11年に『The Aura』でアルバム・デビュー。本作は、自主制作ながら、そのずば抜けたクオリティの高さで大きな話題となり、結果バンドはフランスのSeason of Mistとの契約を手にする。Season of Mistは、まず13年に『The Aura』を再発。続いて14年にはセカンド・アルバム『Earthborn Evolution』が発表され、ビヨンド・クリエイションの名は、世界中に轟いていった。ツアーにも熱心な彼らは、ここ日本にも2度やってきているから、その圧倒的演奏力を目の当たりにされた方も多いことだろう。

そして今回リリースとなるのが、サード・アルバム『アルゴリズム』だ。シモンは本作について、「テクニカルさは減り、プログレッシヴさが増した」と表現している。当然のことだが、テクニカルであることとプログレッシヴであることは、まったく別物。プログレッシヴではあっても、テクニカルでないバンドも少なくない。その代表と言えるのが、ピンク・フロイドだろう。彼らの音楽は限りなくプログレッシヴであるが、決してテクニカル性を意図したものではない。そして『アルゴリズム』にとって、そのピンク・フロイドが1つのキーとなる。シモンによれば、「ピンク・フロイドは最も好きなバンド」であり、『アルゴリズム』は「ビヨンド・クリエイション史上、もっともピンク・フロイドからの影響が顕著になったアルバム」なのだ。確かに過去2作に比べ、本作では音楽の幅が広がっていると言える。よりメロディが重視され、さまざまなテンポの曲が収められている。ストリングスやフレンチホルンなど、本物のオーケストラ楽器を使用したシンフォニック・アプローチも、ピンク・フロイドの香りを感じさせるものだ。

シモンは「テクニカルさは減った」とは言っているものの、それはあくまでビヨンド・クリエイション基準での話。過去2作に比べれば、相対的にはシンプルなプレイになっているかもしれない。だが、一般の基準からすれば、彼らのプレイは十分すぎるほどテクニカル。そんな彼らの特長の1つが、弾きまくりのフレットレス・ベースであるが、15年、ベーシストのドミニクが脱退。今回新たにユーゴ・ドワイヨン・カルーが加入している。しかし心配ご無用。ユーゴもフレットレス・ベースをこれでもかと弾きまくり。ギターもドラムも相変わらずの手数の多さで、これで「テクニカル性減退」とは、彼らの基準は一体どうなっているのだろう。

テクニカルというと、とっつきづらい印象を持つ人も少なくないかもしれないが、ビヨンド・クリエイションにそんな心配は必要ない。もともと聞きにくさとは無縁であった彼らだが、『アルゴリズム』は輪をかけて親しみやすい作品に仕上がっている。ビヨンド・クリエイションにとって、テクニカル・プログレッシヴ・デス・メタルとは、「美しくプログレッシヴな楽曲を、しっかりとしたテクニックを持って演奏をする」という意味なのだ。『アルゴリズム』は、テクニカルなバンドのファンも、そうでないファンも同時に満足させる作品なのである。

前作、前々作に引き続き、ミックス、マスタリング、プロデュースははケベックの大先輩、Cryptopsyのギタリストであるクリスチャン・ドナルドソンが担当。

BEYOND CREATION

2005年にSimon Girard (Gt/Vo)とAUGURYなどで活動する Nicolas Domingo Viotto(Gt) により結成された、カナダはケベック州モントリオール出身のテクニカル・デスメタル/プログレッシブ・デスメタルバンド。

結成時のメンバーである Nicolas Domingo Viotto(Gt)は2015年に脱退している。

2011年に「The Aura」を自主リリースし、2013年にアヴァンギャルド/プログレッシブメタル/エクストリーム・メタルなどを扱う大手レーベル Season of Mist と契約。現在までに合計2枚のアルバムをリリースしている。
メンバー
Simon Girard – Vocals / Guitars
Kevin Chartré (Brought by Pain, Ultyma, Unhuman, Hangar of Deth) – Guitars
Hugo Doyon-Karout (Brought by Pain, Equipoise) – Fretless Bass
Philippe Boucher (Incandescence, 元First Fragment, Chthe’ilist, Décombres) – Drums
関連リンク
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その他収録曲が公開された時は追記していきます。

以上”BEYOND CREATION 新作情報『ALGORYTHM』”でした。

紹介した新譜リリース一覧