ENSLAVED『UTGARD』

ノルウェーのエクストリーム・メタルバンド、ENSLAVED(エンスレイヴド)がニューアルバム『UTGARD』を2020年10月2日にリリース

海外でのリリース元はNuclear Blast Records、日本ではワードレコーズ。

スタジオ・アルバムのリリースは2017年の『E』以来であり通算15作目になります。

2012年の「Riitiir」以降の作品にも関わってきたIver Sandøy(Dr)加入後としては初のアルバムであり、今作はIver Sandøy(Dr)、Ivar Bjørnsoz(Gt)、Grutle Kjellson(Vo,Ba)がアルバムの制作チームとのことです。

スウェーデンにのFascination Street StudiosでJens Bogrenによりミックス。アルバムのアートワークは前作と同じくTruls Espedalが制作しました。

アルバムのタイトル『UTGARD』は北欧神話に登場するヨトゥンヘイム(巨人の国)にある都市を意味します。

バンドは今作について以下のコメントをしています。

「「UTGARD」はさまざまなレベルとレイヤーで私たちに数え切れないほどの意味を持っています。イメージ、比喩、難解な「場所」、それ自体の単語など。北欧神話から、風景として巨人が歩き回っていたことがわかります。アスガルドの神々はコントロールすることができず、「UTGARD」は危険で、混沌とし、制御不能で、狂気、創造性、ユーモア、カオスが宿る場所です。

「このアルバムは「UTGARD」への旅路です。それは、上と下の統一の場所です。真っ暗闇の恐怖を回避することではありません。しかし、それ自体が暗闇の中に入る。これが個人の復活です。貪欲、嫉妬、利己主義の偽りの光に夢中になっている世界では、これは必要な旅です。

「「UTGARD」はおとぎ話ではなく、心と周囲の両方の重要な部分であり、人類の黎明期からあります。この領域が存在し、自己の重要な部分であることを認め、私たちに深くインスピレーションを与えてきました私たちの生活の初期から。外の限界への旅をお楽しみください。」

OFFICIAL VIDEO

2. Jettegryta NEW!

4. Homebound

-トラックリスト-
01. Fires In The Dark
02. Jettegryta
03. Sequence
04. Homebound
05. Utgardr
06. Urjotun
07. Flight Of Thought And Memory
08. Storms Of Utgard
09. Distant Seasons

ウトガルド[さらなるプログレッシヴさの追求とブラック・メタル回帰を両立/CD(日本語解説書封入)]

日本盤インフォメーション

ブラック・メタルの文脈から登場し、その後独自の音楽性を追求していったバンドは少なくない。ノルウェーのプログレッシヴ・エクストリーム・メタル・バンド、エンスレイヴドもそんな中の1つ。イヴァー・ビョルンソン(G)とグリュートレ・チェルソン(Ba, Vo)がエンスレイヴドを結成したのが91年。この時イヴァーはわずか13歳だったというのだから、その早熟ぶりには驚かされる。2本のデモを発表したのち、93年にあのエンペラーとのスプリット作でデビュー。両バンドの提示したシンフォニックなブラック・メタルというスタイルは、衝撃以外の何物でもなかった。今、とりあえず「ブラック・メタル」という呼称を用いたが、エンスレイヴドがエンペラーをはじめとした他のバンドと決定的に異なっていたのは、サタニックなイメージを一切使用しなかった点。彼らはいち早く北欧神話の世界観を取り入れ、スウェーデンのバソリーとともに、現在のヴァイキング・メタルの基礎を築いたのだ。

94年のデビュー・フル・レングス『Vikingligr Veldi』からして、5曲中4曲が10分超という長尺志向であった彼ら。その後作品を重ねるごとに、潜在的には初めからあったプログレッシヴ的要素が、より前面に出てくるようになる。97年の『Eld』は16分を超える超大作、「793 (Slaget om Lindisfarne)」で幕をあけるという大胆な作りに。そして、大きなメンバー・チェンジを経て制作された03年の『Below the Light』は、プログレッシヴ方面への飛躍を見せた作品であり、グリュートレ自身が「エンスレイヴドにとってマイルストーンとなった」と認める傑作である。そんな彼らは、現在ではエクストリーム・メタル、プログレッシヴ・ロック両方面のファンから大きな支持を集めるバンドになっている。

プログレッシヴを極めた前作、『E』から3年。この度エンスレイヴドは、15枚目となるニュー・アルバム『ウトガルド』をリリースする。「ウトガルド」とは、北欧神話に登場する巨人たちが棲む都市の名。だがグリュートレによれば、心理的レベルでは、これは眠り、夢、明晰夢の領域、意識と潜在意識に潜むものの外縁を表現しているという。恐るべきウトガルドへの旅である本作は、音楽的にも非常にダークなもの。明らかに初期のエンスレイヴドを思わせるブラック・メタル的要素が復活している一方、プログレッシヴ方面への触手はさらに伸びているという実に意欲的な作品に仕上がっている。「『Frost』や『Below the Light』同様、エンスレイヴドにとってマイルストーンとなりうるアルバムだ」と大きな自信を覗かせるグリュートレ。それも十分納得。30年に渡るエンスレイヴドのキャリアを総括する『ウトガルド』は、さらなるプログレッシヴさの追求とブラック・メタル回帰を両立した大傑作である。

ENSLAVED(エンスレイヴド)

1991年に結成。ノルウェーはスヴェイオ出身のエクストリーム・メタル・バンド。

初期の荒涼としたブラックメタルに冷たさや神秘的な雰囲気を感じさせるシンセサウンドの導入や、北欧神話をテーマとして扱い土着的な雰囲気を感じさせる作風などは、シンフォニック・ブラックメタルやヴァイキング・メタルのパイオニア的存在として知られています。

近年では徐々にブラックメタル的色合いが薄れ、アヴァンギャルド/プログレッシブな作風へと変化しました。

1994年に「Vikingligr veldi」でデビューし、現在までに合計14作のスタジオ・アルバムをリリースしています。

2016年の「LOUD PARK 16」で初来日し、2018年には単独での来日公演を行いました。

メンバー

Ivar Bjørnson – Guitars, Keyboards, Electronics, Effects, Percussion, Vocals (backing)
Grutle Kjellson – Vocals, Bass, Mouth harp, Electronics, Effects
Ice Dale – Guitars (lead)
Håkon Vinje – Keyboards, Vocals(clean)
Iver Sandøy – Drums

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