POD HD 音作り Children Of Bodom アレキシ・ライホその6

今日はPOD HD 音作り Children Of Bodom  アレキシ・ライホその5に引き続き Children Of Bodomの音をPOD HD500上で再現を試みて出来た現時点での設定の記録と流れを書いていきます。

設定に関してはPC直での録音を想定しています。

前回の投稿からより良い設定をと思考錯誤していた4thアルバム”HATE CREW DEATHROLL”の音作りに行き詰まりを感じた為、少し置き次アルバムである5thアルバム“Are You Dead Yet?”に挑戦してみる事にしました。

 

・当時の使用機材
この時のサウンドは直近の作品とも初期の作品とも大きく違い、かなり重く太めな音に感じます。しかし、このアルバムの使用機材に関しては何故かはっきりとした情報が見当たりません。

その次のアルバム”Blooddrunk”となるとマーシャルの“JCM800 KK”を使用していると書かれた情報が多く、本人も2008年にマーシャルの公式のインタビューを受けている動画も見られます。

一応当時のライブ映像を見てみたのですが、彼らはアンプを目に見える場所に置いていない様で何を使っているのかは正確には分かりませんでした。これよりも新しい作品になるとyoutubeでの公式チャンネルでレコーディング風景の動画があり分かりやすいのですが。。

キャビネットに関してはマーシャルの物で間違いなさそうです。

 

・当時の使用ギター
この時期のギターは前回に引き続き”ESPの専用モデル”を使用していましたが、有名なホワイトフィニッシュの“SCYTHE”から2本加わり“SAW TOOTH”“ARROW HEAD”の3本を使用していた様です。一応手元にある雑誌の情報からは3本ともライブによってチューニングが変わりどれを録音で使ったかはなんとも言えない感じです。

一応スペックは
”SCYTHE”
ボディー木材 アルダー
指板 エボニー
ピックアップ EMG H4※
内蔵ブースター MM-04 Preamp Booster
トレモロユニット フロイドローズ
※ピックアップに関してはESPのシグネチャーモデルのページではEMG HZ-FH2とあります。

“SAW TOOTH”
ボディー木材 アルダー
指板 エボニー
ピックアップ EMG HZ-GH2
内蔵ブースター・スイッチMM-04 Preamp Booster
トレモロユニット フロイドローズ

“ARROW HEAD”
ボディー木材 アルダー
指板 エボニー
ピックアップ EMG81※
内蔵ブースター・スイッチ  MM-04 Preamp Booster
トレモロユニット フロイドローズ
※当初はピックアップとブースターやスイッチは“SAW TOOTH”と同じだった様ですが後にEMG81に載せ替えたとの情報があります。

以前も書きましたがアレキシはインタビューでの発言等からアンプ側ではあまり歪ませず内蔵ブースターを常時オンにし強くブーストさせて音を作る事を好んでおり、その間には基本特別なエフェクターを置かない為アンプとこのブースターがアレキシのギターサウンドの肝です。

 

それに対する私の使用ギターです↓
JACKSON STARARS ケリー
ボディー アッシュ
指板 エボニー
ピックアップ EMG JH-SET
内蔵ブースター 無し
トレモロユニット ケーラー
木材も違いますが同一のブースターは載せていないためESPのアレキシモデルを使用している方と比べると音は感覚的にかなり変わると思います。(今回は全音一音下げ+6弦更に1音下げ)

 

ではPODでの設定の話に入ります。

・アンプの選択
今回は使用機材がはっきりとしないので初めは以前から Children Of Bodomの音作りで使用している“ANGEL F-Ball”(ENGL Fireballモデル)からのアプローチを試みました。しかし、これに関しては可能性のあるキャビネットとマイクの組み合わせ(Aが57 on Axis前提)全て試しましたがどうも近づかず諦める事に。

その後一からハイゲイン系アンプを総当りで試した所一番近いのは“Treadplate”(MESA/Boogie Dual Rectifierモデル)であるように感じました。ただ、あくまでPOD HD内で選んでの話なのでデフォルトではまだ遠く調整が必要です。

・キャビネットやマイクの選択(デュアルトーン)
ここはいつも通りで。Aをニュアンスがハッキリとして引っ込みにくい印象の “Hiway”にし、Bを適度にザラつきのある”Uber”カッチリした “XXL V-30”の無難な組み合わせか、リードには少々難がありますがパンチのあるA “Uber”×B “XXL V-30″の中から選び。最終的にA  “Hiway”×Bを”Uber”の組み合わせに決める事に。

マイクに関してはAは基本的にいつも通り”57 on axis”にし、そこから以前“デュアルアンプでの問題点と解決法”で書いた”ズレ”から考えBは”409 Dynamic”にする事にしました。

 

・現状の詳細な設定
ミキサー

まず基本ですが”デュアルアンプ”使用時はAとBのPANは左右分けずにセンターにしています。

ただ合わせて弾いて楽しみたい場合は別ですが、録音すれば同じトラックにミックスされた状態になりますので初めから混ぜておきます。

・アンプとキャビネットの設定
POD HD 音作り Children Of Bodom アレキシ・ライホその6
アンプAとB共に”Treadplate”にしキャビネットとマイクは
Aは“4×12 Hiway”“57 On Axis”
A“4×12 Uber”“409 Dynamic”
アンプの設定は
A DRIVE40  BASS32  MID70  TREBLE70  PRES50  
B DRIVE40  BASS32  MID50  TREBLE50  PRES50 
“DRIVE”は本人もさほど上げておらず深くは歪んでない為毎回下げめに設定してますがピックアップで適量が変わってくると思います。

・AMP PARAMETERS
POD HD 音作り Children Of Bodom アレキシ・ライホその6 amppara
設定の値としては“MASTER”を1メモリ上げ・SAGを1メモリ下げています

“MASTER”。パワーアンプ部分の歪み具合(DRAIVEの上げ下げとは違うニュアンンスの変化)を変えてくれます。今回は少し荒くするため上げています。
“SAG”。この部分を下げると立ち上がりが早い音になりますが薄くなります。今回はデフォルトの状態よりも薄くする為に下げています。

・CAB PARAMETERS
POD HD 音作り Children Of Bodom アレキシ・ライホその6 cab para
余分な低音域のカットとして“LOW CUT”を上げています。上がA側で下がB側です。Aは大きなメモリ2つ程。 Bは大きなメモリ1つ手前まで上げています。
更に低音のニュアンスを調整する“THUMP”“DECAY”をB側で1〜2メモリ下げています

一応A側は“RES LEVEL”を微量に下げています。ここを下げるとスッキリとした音になりますが音が薄くなる印象がありまが、このパラメータは周波数帯全体に影響を及ぼし他のツマミとも影響し合うので難しいパラメーターです。

今回AMP PARAMETERSとCAB PARAMETERSの設定は本来のアンプモデルの特徴や良さをある程度抑え、目標の音に似せる為にワザと遠ざける設定をしています。

 

・エフェクターの設定
POD HD 音作り Children Of Bodom アレキシ・ライホその6 エフェクター
・一番前の”Hard Gate”
“OPEN -40.0dB”  “CLOSE -40.0dB”  “HOLD TIME 0ms”  “DECAY 348ms”
ピックアップの出力によりノイズの出具合は変化すると思うので個々に調整をすると良いと思います。

・Tri Chorus前の”Parametoric EQ”
周波数帯指定のFREQを46%
影響範囲の広さを指定する Qを40
ブーストやカットの数値を指定するGAINを40です

・アンプ前にある”Tri Chorus”
こちらの設定に関してはMIX以外はデフォルトでMIX10%と下げ目にしています。
これを薄くかける事で音が少し前に出る印象があります。

・一番後ろの”Studio EQ”
設定は LO FREQ 1000Hz   LO GAIN 3.0dB   HI FREQ 3000Hz      HI GAIN 3.0dB
欠けていると感じる1000Hzをブーストし、抜けを良くする為に3000Hzのブーストしています。

 

以上今回の設定でした。

“Are You Dead Yet?”の音作りに関しては更に良いと感じる様に調整できればまた書いていくと思いますが、”HATE CREW DEATHROLL”含め以前の物の見直しや新しい物も考えているのでどの設定の記事を挙げるかは決まっていません。