POD HD 音作り Children Of Bodom アレキシ・ライホその8 エフェクター

今日はChildren Of Bodomの音をPOD HD500上で再現を試みて出来た現時点での設定の1つと、その流れを書いていきます。

設定に関してはPC直での録音を想定しています。

今回は6thアルバム”BLOODDLUNK”の音作りに取り掛かりました。

主に参考とした曲は“Done With Everything, Die For Nothing”です。

前作Are You Dead Yeat?は”やや低音よりのボワついた音”だったのに対してこのアルバムでは、比べてやや”スッキリとドライ”な音に変わった印象です。(現在の新譜I Worship Chaos程カラッとしてはおらず、ニュアンス的にはだいぶ違いますが)

・アンプの選択
前作ではアンプに関してはっきりした事がありませんでしたが、この作品ではマーシャル JCM800 2203KK(ケリー・キングモデル)を録音で使用したとの情報が多く出ています。

しかし、POD HD内にあるJCM800(Brit j-800)は2203KKとは大きく違い、ラフさが出る為モダンハイゲインサウンドには不向きなので選択肢からは外れます。

そこでPOD HD内でこの手の音に向いている”Angel F-Ball”と”Treadplate”が選択肢に入りますが、今回は音のニュアンス的に近いと感じる”Angel F-Boalに決め”、マイクやキャビネットの組み合わせを選ぶ事に。

 

・当時のアレキシの使用ギター
現在と同じくランディVを基礎とした”ESPの専用モデル”を使用。

アレキシはインタビューでの発言等から、基本はエフェクターを置かず、アンプ側ではあまり歪ませない状態で内蔵ブースターを常時オンにし、強くブーストさせて音を作る事を好んでいる様です。
本来はアンプとギター本体にピックアップやブースターがアレキシのギターサウンドの肝です。

前作から”BLACKY”と”Pink Swatooth”というタイプのギターが加わり5本程に。アルバムは勿論曲毎にもチューニングが微妙に変わっていたりするので、ライブではそれぞれチューニングを変えて使い分けています。
ESP SAW TOOTH
一応BLOOD DLUNK収録曲でありPVのあるSmile Pretty For The Devilでは黒のボディーに白の線が入った”Sawtooth”を使用している様に見えますが、録音でどのモデルを使用していたかは定かではありません。

一応それぞれ基本的なスペックは共通しています。
ボディー木材 アルダー
ネック  ハードメイプル
指板  エボニー 24フレット
ピックアップ EMG H4   ※
内蔵ブースター WSP MM-04 Preamp Booster
トレモロユニット フロイドローズ
※ピックアップに関してはESPのシグネチャーモデルのページでは”EMG HZ-FH2″とあります。

アルバム発売の翌年2009年からはEMG H2を基にし新開発されたカスタムピックアップを使用しています(EMG ALX Set F-spaceとして販売しています)

 

それに対する私の使用ギターです↓
ある程度長く弾いている方なら分かると思いますが、細かいギターのスペックで音は変わるので比較として書いていきます。
JACKSON STARARS ケリー
ボディー アッシュ
指板 エボニー
ピックアップ EMG JH-SET
内蔵ブースター 無し
トレモロユニット ケーラー
シールド MOGAMI2534 /NEUTRIKGoldメッキ

 

それでは現状の詳細な設定を書いていきます。
・現状の詳細な設定
ミキサー

まず基本ですが”デュアルトーン・アンプ”使用時はAとBのPANは左右分けずにセンターにしています。

ただ合わせて弾いて楽しみたい場合は別ですが、録音すれば同じトラックにミックスされた状態になりますので初めから混ぜておきます。

・アンプとキャビネットの設定
POD HD 音作り Children Of Bodom アレキシ・ライホその8 アンプ設定
アンプAとB共に”Angel F-Ball”にしキャビネットとマイクは
Aは“4×12 Tread V-30”“57 On Axis”
B“4×12 XXL V-30″に“409 Dynamic”

アンプの設定は
A DRIVE50  BASS40  MID55  TREBLE60  PRES50  
B DRIVE50  BASS40  MID50  TREBLE60  PRES50
CH.VOLはニュアンスを強くしたA側をやや高めにしています。
DRIVEの値に関してはピックアップによって適切な値が変わると思います。

・AMP PARAMETERS
POD HD 音作り Children Of Bodom アレキシ・ライホその8 CAB設定 AMP PARA
“MASTER”と”SAG”を1メモリ下げ“BIAS”を1メモリ上げています。
それぞれデフォルトの状態でも良いと感じましたが、感覚的に少し調整しました。

・CAB PARAMETERS
POD HD 音作り Children Of Bodom アレキシ・ライホその8 CAB設定
余分な低音域のカットとして“LOW CUT”を両方1メモリ上げ、低音のニュアンスに影響を与える“THUMP”“DECAY”をB側のみ1メモリ程下げています。

・エフェクターの設定
POD HD 音作り Children Of Bodom アレキシ・ライホその8 エフェクター
・一番前の”Hard Gate”
“OPEN -38.0dB”  “CLOSE -38.0dB”  “HOLD TIME 0ms”  “DECAY 348ms”
ピックアップの出力によりノイズの出具合は変化すると思うので個々に調整をすると良いと思います。

・アンプ後ろにある”Mid Focus EQ”
HP FREQ20% HP Q50% L PFREQ70%  LPQ50% GAIN0
余分な高音と低音をカットする様に設定しています。このEQに関しては現在は感覚的な設定で具体的にどの周波数帯をカットしているのかは掴みきれていませんが、低音をカットしたい場合はHP FREQを上げ、高音をカットしたい場合はLP FREQを下げます。
それぞれ超低音と超高音から削る事が出来る為便利に感じます。

・Mid Focus EQ後ろの”Studio EQ”
設定は LO FREQ 1000Hz   LO GAIN 3.0dB   
欠けていると感じる1000hzをブーストしています。

・2つ目の”Studio EQ”
設定は LO FREQ 150Hz   LO GAIN -4.0dB  HI FREQ 3000Hz   HI GAIN 2.5dB   

デュアルアンプでは出すぎる傾向のある150Hzをカットし、抜けを良くする為に3000Hzをブーストしています。

Studio EQ後ろの”Veta Comp”
設定はSENS50%  LEVEL 73%
音を引き締め音圧を上げる為に入れました。
この部分に関してはDAW上でその後入れられる方は置かなくても良いと感じますが、POD内で完結するとしたらコンプ系を入れると良いと思います。
エフェクターの中でも優先度が低いので別のエフェクターを入れたい場合は優先的に外しても良いと思います。

・一番後ろの”Nois Gate”
設定はDECAY0 THRESHを50
一番前のノイズゲートだけでは完全にノイズをカットできないので一番後ろにも置きます。コンプを置かない場合は無くても良いと思います。

 

今回置いていないですが選択肢としては”Veta Comp”を外し“Screamer”をアンプ後ろに置くのも良いと思います。

今回もPOD 500ではDSPに余裕がないので、空間系エフェクターを使いたい場合“POD HD 外部エフェクター 接続と使用方法”での方法で外部エフェクターを使うことをお勧めします。

 

Tread plateを使用した設定が続いていましたが、今回はAngel F-Ballとなりました。今回の設定からSlayerの方の設定にもAngel F-Ballで応用が利きそうと感じたので、近々Slayerの音作りの記事を投稿するかもしれません。

以上今回の設定でした。