POD HD 音作り DIMENSION ZEROその1
今日はスウェーデンのメロディック・デスメタル/デスラッシュバンドDIMENSION ZERO(ディメンション・ゼロ)の音をPOD HD500上で再現を試みて出来た現時点での設定の1つと流れを書いていきます。

設定に関してはPC直での録音を想定しています。

今回は”以前レビューした“1stアルバムのタイトルトラックである“SILENT NIGHT FEVER(サイレント・ナイト・フィーバー)”を参考に音を作ってみる事にしました。

個人的にこのアルバムの特徴的な分厚く荒々しいハイゲインサウンドが気に入っていた為挑戦してみる事に。

 

・DIMENSION ZEROの使用機材
毎度の事ですが参考の為に使用機材を調べましたが、今回はそこまで広く知られたバンドではないので文章での資料は全く見当たらず映像から判断する事に。

ライブ映像を見る限り “Marshall”“Mesa/Boogie”“PEAVEY5150”を使用している所が確認できましたが、“SILENT NIGHT FEVER”発売の直近のライブでは”Marshall”(型番不明)を使用している事が多く見られました。

ギタリストの一人であるイェスパー・ストロムブラードはある程度広く知られていますがエフェクターの情報はちょっと見当たらなかったです。もう一人のギタリストであるグレン・ユングストロームに関してはギターの詳しい情報も皆無ですね。

・イェスパーとグレンの当時の使用ギター
上で述べた様に詳細は微妙な所です。当時の映像ではイェスパーは“ESP”“ギブソン”“エクスプローラー型”が多く時折“Les Paul”を使用している所が見られます。

イェスパーの使用しているギブソンのエクスプローラーは “Gibson Explorer Voodoo”と言う限定販売された物との情報がありましたが、これは2002年に販売された物なのでライブで使ってもSILENT NIGHT FEVER時の録音には使用しているかは微妙に思います。
グレンの方はエクスプローラー型なのは分かりますがメーカーが分かりません。

と言う事で何時もと違い詳細なスペックが分かりませんでした。(残念)

 

・私が使用しているギター
テンプレですがギターのスペックを書いておきます、ある程度長く弾いている方なら分かると思いますが細かいギターのスペックで音は変わるので。

JACKSON STARARS ケリー

ボディー アッシュ
指板 エボニー
ピックアップ EMG JH-SET
内蔵ブースター 無し
トレモロユニット ケーラー
シールド MOGAMI2534 /NEUTRIKGoldメッキ

2音下げという事でスプリングの調整をしましたがレギュラーではダランダランですね;

 

ではPODでの設定の話に入ります。

・アンプの選択
今回は“Marshall”“Mesa/Boogie”とPOD内にモデルアンプのある二種類が上がりましたが、“Marshall”を使用しているのを見てどの様にあの音を出すかの見当が付いたので“Brit J-800″(Marshall JCM800モデル)に決める事に。

 

・キャビネットとマイクの選択(デュアルアンプ・デュアルトーン)
キャビネットに関しては初め何時も良く使ってる”Hiway”をA側に決め、B側を”Uber”と”XXL V-30″に設定し何方が良いか聴き比べ調整していましたが、今回は少々軽くなり過ぎると感じ変更し最終的にA側”Uber”にB側”XXL V-30″にする事に。

この組み合わせはカッチリとした音で伸びがあまり無く引込みがちになりソロを弾く場合にはそこまで向いていないのですが、リフであれば向いており今回はリフのみの曲なのでこの組み合わせを選択。

マイクの選択ですがこの二つのキャビネットの組み合わせで“57 On Axis”を使う場合片側は”421Dynamaic”と”121Ribbon”以外は以前“デュアルアンプでの問題点と解決法”で書いたズレが大きすぎる為、使うのには問題があります。
以上の理由で消去法的に“57 On Axis”×”421Dynamaic”となっています。

・AMP PARAMETERSのMASTER・SAG・BIASを上げる
上でアンプを”Brit J-800″に決めたと書きましたが、何時もの様に1メモリ程度上下させるだけではあの音の感じにはなりません。今回はMASTER・SAG・BIASを上げデフォルトからニュアンスを大きく変えています。

 

 

・現状の詳細な設定
それでは現状の詳細な設定を書いていきます。

ミキサー

まず基本ですが”デュアルアンプ”使用時はAとBのPANは左右分けずにセンターにしています。

ただ合わせて弾いて楽しみたい場合は別ですが、録音すれば同じトラックにミックスされた状態になりますので初めから混ぜておきます。

・アンプとキャビネットの設定
POD HD 音作り DIMENSION ZEROその1 アンプ

アンプAとB共に”Brit J-800”にしキャビネットとマイクは
Aは“4×12 Uber”“57 On Axis”
B“4×12 XXL V-30″に“421 Dynamic”

アンプの設定は
A DRIVE60  BASS50  MID70  TREBLE65  PRES50  
B DRIVE60  BASS50  MID60  TREBLE65  PRES50 

“Treadplate”や”Angel F-Ball”では低音が出すぎる事が多く下げていますが今回は平均的な値にしています。

 

・AMP PARAMETERS

POD HD 音作り DIMENSION ZEROその1 amppara

まず設定の値としては“MASTER”を2メモリ半・SAGを1メモリ・BIASを1メモリ半上げています。

“MASTER”。パワーアンプ部分の歪み具合(DRAIVEの上げ下げとは違うニュアンンスの変化)を変えてくれます。この部分はアンプによっては音域の出方も少々変わりますが上げると荒さが出ます。今回は荒く歪んだ音を狙いとしているので上げています。

“SAG”。この部分は上げると音に厚みが出ますがタイトさが減りルーズな音になります。逆に下げると立ち上がりが早い音になりますが薄くなります。今回は適度に厚みを加える為に上げていますが、このパラメーターはあまり極端に上げない方が無難です。

“BIAS”。これは下げると真空管のクラスAB的な音になり、上げるとクラスA的音になります。分かりやすく感覚でいうと上げると温かみや荒さのある音になり下げると冷たさやスッキリした音になります。

この部分で荒さや厚さを出しているのがこの設定の肝と言えます。

 

・CAB PARAMETERS

POD HD 音作り DIMENSION ZEROその1 CAB PARA

こちらも大きく変更しています

ますいつも通り余分な低音域のカットとして“LOW CUT”を上げています。上がA側で下がB側です。

Aは大きなメモリ1つから少し下 Bは大きなメモリ半分位まで上げています。

更に低音のニュアンスを調整する“THUMP”“DECAY”をA側で1メモリB側で2メモリあげています。

 

 

・エフェクターの設定

POD HD 音作り DIMENSION ZEROその1 エフェクター

・一番前の”Hard Gate”
“OPEN -40.0dB”  “CLOSE -40.0dB”  “HOLD TIME 0ms”  “DECAY 381ms”
ピックアップの出力によりノイズの出具合は変化すると思うので個々に調整をすると良いと思います。

・アンプ前にある”Tri Chorus”
こちらの設定に関してはMIX以外はデフォルトでMIX10%と下げ目にしています。
これを薄くかける事で音が少し前に出る印象があります。

・一番後ろの”Studio EQ”
設定は LO FREQ 150Hz   LO GAIN -4.0dB   HI FREQ 3000Hz      HI GAIN 2.0dB
定番の設定ですが余分な低音域をカットする為に150Hzをカットと、抜けを良くする為に3000Hzのブーストしています。150Hz付近はこれでも少し出すぎている感があるので思い切って削ってもいいかもしれません。

 

今回はPOD 500でもDSPに余裕があるので“POD HD 外部エフェクター 接続と使用方法”での方法で外部エフェクターを使う方法を取らなくてもリバーブ等使う事ができます。

 

以上今回の設定でした。

今回は経験と感覚的にAMP PARAMETERSを弄った”Brit J-800″に決めましたが、他のアプローチでも作れるかもしれないのでその時はまた書いていきます。

個人的には”Children Of Bodom  アレキシ・ライホ”シリーズに手を加えたいところですが中々進まず苦戦しています。