POD HD 音作り DIMENSION ZEROその3エフェクター

今日はスウェーデンのメロディック・デスメタル/デスラッシュバンドDIMENSION ZERO(ディメンション・ゼロ)の音をPOD HD500上で再現を試みて出来た現時点での設定や流れを書いていきます。

設定に関してはPC直での録音を想定しています。

今回も前回に引き続き2ndアルバム”THIS IS HELL”の音作りを進めることに。

・前回からアンプを変えて作り直す
前回は1stアルバムSILENT NIGHT FEVER(サイレント・ナイト・フィーバー)の設定の組み合わせをそのままに各パラメーターを変更して似せていく方向で進めましたが、今回はアンプを変更して作り直す事にしました。

その1でも選択した”Brit j-800″(マーシャル JCM800)はモダンハイゲイン系のアンプでは無い為、全体的にスッキリしないラフな音になる傾向があります。

“SILENT NIGHT FEVER”の時は元の音のニュアンスと比べてその部分に問題は感じなかったのですが、前回の設定を改めて聴き直していると気になる所があり、色々と調整していたのですが上手くいかなかった為、アンプから選び直す事にしました。

最終的には本人たちも使っていた映像が確認できたMesa/Boogieのデュアル・レクチファイヤを再現した”Treadplate”に決まりました。

・キャビネットの選択
アンプを変更という事でキャビネットに関しても一から考え直し、最終的にデフォルトの”Tread V-30″を選択する事にしました。

AにUber・BにXXL-V-30の組み合わせ以外では音の抜けや伸びがよい”Hiway”をメインに選ぶことが多いのですが、今回は欠点に感じる音の柔らかさが強めに出た為、最終的に”Treadplate”デフォルトの“Tread V-30”に。

 

・私が使用しているギター
ある程度長く弾いている方なら分かると思いますが、細かいギターのスペックで音は変わるので書いていきます。

JACKSON STARARS ケリー
ボディー アッシュ
指板 エボニー
ピックアップ EMG JH-SET
内蔵ブースター 無し
トレモロユニット ケーラー
シールド MOGAMI2534 /NEUTRIKGoldメッキ

 

それでは現在の詳細な設定を書いていきます

・現状の詳細な設定
ミキサー
まず基本ですが”デュアルトーン・アンプ”使用時はAとBのPANは左右分けずにセンターにしています。
ただ合わせて弾いて楽しみたい場合は別ですが、録音すれば同じトラックにミックスされた状態になりますので初めから混ぜておきます。

・アンプとキャビネットの設定
POD HD 音作り DIMENSION ZEROその3 アンプ設定
アンプAとB共に”Treadplate”にしキャビネットとマイクは
Aは“4×12 Tread V-30”“57 On Axis”
B“4×12 XXL V-30″に“57 Off Axis”

アンプの設定は
A DRIVE60  BASS20  MID60  TREBLE60  PRES40  
B DRIVE60  BASS20  MID50  TREBLE60  PRES40

CH.VOLは今回はニュアンスを強く出したい”A側”をやや大きめにしています。
“DRIVE”に関してはピックアップ等により適正値は変わり、もう少し上げても良いと思いますが現在60に設定しています。

・AMP PARAMETERS
POD HD 音作り DIMENSION ZEROその3 1mp para
“MASTER”と”SAG”を1メモリ下げ・BIASとBIAS Xを1メモリ上げています。

各パラメータの調整具合は感覚的なものですが、Treadplateの場合”MASTER”や”SAG”を少し下げる方が馴染み良い音になる事が多く、個人的にはデフォルトの設定に近いので、今後上げめに調整しなおすかもしれません。

BIASとBIAS Xはやや荒さを出す為に上げています。

この部分の設定はハイゲインサウンドではクリーンやクランチに比べて影響が出にくいですが、極端な設定は避けた方が良いと思います。

CAB PARAMETERS
POD HD 音作り DIMENSION ZEROその2 cab para
この部分は前回と同じく、余分な低音をカットする為“LOW CAT”AとB共に1メモリ程上げ、低音のニュアンス等に影響するB側の“THUMP”“DECAY”メモリ程下げています。

・エフェクターの設定
POD HD 音作り DIMENSION ZEROその3エフェクター
・一番前の“Hard Gate”
“OPEN -38.0dB”  “CLOSE -38.0dB”  “HOLD TIME 0ms”  “DECAY 380ms”
ピックアップの出力によりノイズの出具合は変化すると思うので、個々に調整をすると良いと思います。

コンプを後ろに置いている為完全にノイズをカットしたい場合は、一番後ろにもう一つ置くのが良いのですがDSPリミットの関係で1つだけにしています。

・アンプ前にある“Tri Chorus”
こちらの設定に関してはMIX以外はデフォルトでMIX10%と下げ目にしています。
これを薄くかける事で音が少し前に出る印象があります。

・アンプ後ろの“Mid Focus EQ”
HP FREQ20 HP Q50% LP FREQ75%  LPQ50% GAIN0
余分な超高音と低音をカットする様に設定しています。
高音がきついと感じれば”LP FREQ”を少し下げ、低音が出すぎてると感じればHP FREQを少々上げると良いと思います。
GAINに関しては特定の中音域 “mid”をブーストできる様ですが、今回も利用しないので0です。

Mid Focus EQ”後ろにある“Studio EQ”
設定は LO FREQ 150Hz   LO GAIN -4.0dB   HI FREQ 3000Hz      HI GAIN 1.0dB
個人的には定番の設定ですが、デュアルアンプでは出すぎる事の多い150Hzを削り、抜けを良くする為に3000Hzをブーストしています。

・一番後ろの”Veta Comp”
設定はSENS50%  LEVEL 70%
音を引き締め音圧を上げる為に入れました。
この部分に関してはDAW上でその後入れられる方は置かなくても良いと感じますが、POD内で完結するとしたらコンプ系を入れると良いと思います。
エフェクターの中でも優先度が低いので別のエフェクターを入れたい場合は優先的に外しても良いと思います。

 

今回もPOD 500ではDSPに余裕がないので、空間系エフェクターを使う場合は“POD HD 外部エフェクター 接続と使用方法”での方法で外部エフェクターを使うことをお勧めします。

 

前回の設定では気になる所があった為2ndアルバムTHIS IS HELLの設定を進めて作りましたが、DIMENSION ZEROの設定に関してはこれからもある程度続けると思います。

極端なダウンチューニングに関しては今まで避けていましたが、今回は2音下げでの想定だったので他にもダウンチューニングのバンドの設定にも挑戦していきたい所です。

大きな変化がない限りはこの設定は記事内で修正していきます。

以上今回の設定でした。