POD HD 音作り IRON MAIDEN その1

キャビネットを変更し設定を修正した POD HD 音作り IRON MAIDEN その2 の記事を投稿しました。 ※12月27日

今日はIRON MAIDEN(アイアン・メイデン)の音をPOD HD500上で再現を試みて出来た現時点での設定と流れを書いていきます。

設定に関してはPC直での録音を想定しています。

今回は彼らの5thアルバムPowerslaveの“2 Minutes To Midnight”を参考に音を作ってみる事にしました。

所謂モダンハイゲインサウンドでは無いですが、切れ味のある気持ちの良いディストーションサウンドです。

 

・当時の使用機材
参考の為に使用機材を調べました。

当時のギタリストは”デイヴ・マーレイ”と”エイドリアン・スミス”の二人がいますが、イントロからメインリフを弾いている”デイヴ・マーレイ”の方を参考に。

調べるとアンプは、”JCM900・2000・JVM・EL34 100/100の名がよく挙がっていましたが、アルバムが販売した年から考えればそれらでは無いのが分かります。

ここで”JCM800″かなと個人的には思ったのですが、当時使用したとの確定した情報や映像が見当たりませんでした。

しかし、1980年の映像を見ていると”マーシャル”を使用しているのが確認でき、1984年”Powerslave”発売の頃も”マーシャル”ではないかと思いました。

エフェクターについては”MXR PHASE90″ にワウはJIM DUNLOP製のCRYBABY WAHを使用していた様です。

不確かですが”MXR DISTORTION+”の使用が書かれた情報もありました。

・当時の使用ギター
当時使用していたギターは”フェンダー・ストラトキャスター”。
ピックアップはDiMarzio(ディマジオ)のハムバッカータイプをのせており、ボディーとネックは別々の年代に製作されたもの(ボディーは63年製、ネックが57年製)を組み合わせた改造品らしいです。

詳細は見つかりませんでしが、2009年にフェンダーからデビュー当時のストラトキャスターを再現したものが発売されておりスペックは

ボディ アルダー
ネック・指板 メイプル
ピックアップ DiMarzio DP100(ブリッジ) Vintage Strat Single Coil(センター) DiMarzio PAF DP-103(ネック)
ブリッジ American Vintage Synchronized Tremolo

となっております。

・私が使用しているギター
テンプレですがギターのスペックを書いておきます、ある程度長く弾いている方なら分かると思いますが細かいギターのスペックで音は変わるので。

JACKSON STARARS ケリー

ボディー アッシュ
指板 エボニー
ピックアップ EMG JH-SET
内蔵ブースター 無し
トレモロユニット ケーラー
シールド MOGAMI2534 /NEUTRIKGoldメッキ

 

ではPODでの設定の話に入ります。

・アンプの選択
今回ははっきりとした型は分かりませんでしたが、前後でマーシャルを使用している事から、Brit J-800(マーシャル JCM800モデル)に決める事に。

・キャビネットやマイクの選択(デュアルトーン)
本人たちも使用しているマーシャルモデルのキャビ(Brit T-75)では音が前に出ず引っ込む為、いつも通りの方法で選ぶ事に。

Aはニュアンスがハッキリとして引っ込みにくい印象の “Hiway”に決め、Bを選択する事に。

B側の選択肢としては、適度にザラつきのある”Uber”カッチリした “XXL V-30″の2つから選び、最終的に”XXL V-30″に決める事にしました。

マイクに関してはAは基本的にいつも通りの”57 on axis”にし、そこから以前“デュアルアンプでの問題点と解決法”で書いた”ズレ”から考えBは”409 Dynamic”にする事に。

・現状の詳細な設定
ミキサー

まず基本ですが”デュアルアンプ”使用時はAとBのPANは左右分けずにセンターにしています。

ただ合わせて弾いて楽しみたい場合は別ですが、録音すれば同じトラックにミックスされた状態になりますので初めから混ぜておきます。

・アンプとキャビネットの設定

POD HD 音作り IRON MAIDEN その1 アンプ

アンプAとB共に”Brit J-800”にしキャビネットとマイクは

Aは“4×12 Hiway”“57 On Axis”
A“4×12 XXL V-30”“409 Dynamic”
アンプの設定は
A DRIVE30  BASS30  MID70  TREBLE60  PRES40  
B DRIVE30  BASS30  MID70  TREBLE60  PRES40 
“DRIVE”は抑えめですが、ピックアップで適量が変わってくると思います。

・AMP PARAMETERS
POD HD 音作り IRON MAIDEN その1 アンプパラメーター
設定の値としては“MASTER”を2メモリ上げ、BIASを1メモリ下げています。

“MASTER”。パワーアンプ部分の歪み具合(DRAIVEの上げ下げとは違うニュアンンスの変化)を変えてくれます。今回は荒くするため上げています。

“BIAS”。これは上げると温かみや荒さのある音になり下げると冷たさやスッキリした音になります。今回はMASTERを上げているのでバランスを取る為に下げています。

・CAB PARAMETERS
POD HD 音作り IRON MAIDEN その1 CABパラメーター

余分な低音域のカットとして“LOW CUT”を上げています。
上がA側で下がB側です。AとB共には大きなメモリ1つ手前まで上げています。
更に低音のニュアンスを調整する“THUMP”“DECAY”をB側で1メモリ上げています

 

・エフェクターの設定
POD HD 音作り IRON MAIDEN その1 エフェクター

・一番前の”Hard Gate”
“OPEN -50.0dB”  “CLOSE -50.0dB”  “HOLD TIME 0ms”  “DECAY 348ms”
ピックアップの出力によりノイズの出具合は変化すると思うので個々に調整をすると良いと思います。

・アンプ前の”Parametoric EQ”
周波数帯指定のFREQを47%
影響範囲の広さを指定する Qを40
ブーストやカットの数値を指定するGAINを35

・アンプ後ろの”Overdrive”
設定は BASS・MID・TREBLE50  DRIVE5  OUTPUT80


・Overdrive後ろの”Studio EQ”
設定は LO FREQ 150Hz   LO GAIN -5.0dB   HI FREQ 3000Hz      HI GAIN 2.0dB
余分な低音域をカットする為に150Hzをカットと、抜けを良くする為に3000Hzのブーストしています。

・一番後ろの”Red Comp”
設定はSUSTAIN 50%  LEVEL 70%
入れるかどうか迷いましたが、アンプとDISTペダルだけではニュアンス的に難しいと感じたので追加しました。音が引き締まり伸びが出ます。

少し音がハイファイになり過ぎていると思いますが、今回は単純にアンプだけの歪では近いニュアンスにはならず”Overdrive”や”Red Comp”を追加しました。

 

以上今回の設定でした。

コンプ系は今まで使わなかったのですが、他の設定でも見直して追加しても良いかもしれないと感じました。