POD HD 音作り IRON MAIDEN その2 トップ

今日は POD HD 音作り IRON MAIDEN その1 に引き続きIRON MAIDEN(アイアン・メイデン)の音をPOD HD500上で再現を試みて出来た現時点での設定と流れを書いていきます。

設定に関してはPC直での録音を想定しています。

前回の5thアルバムPowerslaveの“2 Minutes To Midnight”の設定を見直す事にしました。

・前回からの変更点
前回は音の伸びが良くクリアなキャビネットである、”Hiway”を使った設定で進めていきました。
しかし、改めて聴きなおすと音が薄くなり過ぎてしまうと感じ、キャビネットを変更し作り直すことに。

最終的に組み合わせとしては”Uder×XXL V-30″に決める事にしました。
この組み合わせは音が引っ込みすぎる事がありますが、適度に荒さがありカッチリとした音になり、特にリフをメインとした場合向いています。

今回はこの組み合わせを主軸に調整していきました。

 

・私が使用しているギター
テンプレですがギターのスペックを書いておきます、ある程度長く弾いている方なら分かると思いますが細かいギターのスペックで音は変わるので。

JACKSON STARARS ケリー
ボディー アッシュ
指板 エボニー
ピックアップ EMG JH-SET
内蔵ブースター 無し
トレモロユニット ケーラー
シールド MOGAMI2534 /NEUTRIKGoldメッキ

 

ではPODでの設定の話に入ります。
・アンプの選択
アンプに関しては特に変更なく”Brit J-800″(マーシャル JCM800モデル)を使用しました。

・キャビネットやマイクの選択(デュアルトーン)
キャビネットに関しては、上の方で述べた通りAを適度にザラつきのある“Uber”Bをカッチリした “XXL V-30”の組み合わせに変更

マイクの選択ですが、Aは音がこもらず抜けが良い57 On Axisに決めBを考える事にします。

UderXXL V-30の組み合わせで“57 On Axis”を使用する場合、片側は”421Dynamaic”と”121Ribbon”以外は以前“デュアルアンプでの問題点と解決法”で書いたズレが大きすぎる為、消去法的に”57 On Axis”×”421Dynamaic”の組み合わせに決める事に。

 

・現状の詳細な設定
それでは現状の詳細な設定を書いていきます。

ミキサー

まず基本ですが”デュアルアンプ”使用時はAとBのPANは左右分けずにセンターにしています。

ただ合わせて弾いて楽しみたい場合は別ですが、録音すれば同じトラックにミックスされた状態になりますので初めから混ぜておきます。

・アンプとキャビネットの設定
POD HD 音作り IRON MAIDENその2 アンプアンプAとB共に”Brit J-800”にしキャビネットとマイクは
Aは“4×12 Uber”“57 On Axis”
B“4×12 XXL V-30″に“421 Dynamic”

アンプの設定は
A DRIVE40  BASS20  MID70  TREBLE70  PRES40  
B DRIVE40  BASS20  MID60  TREBLE70  PRES40 
音量が大きいもしくは小さいと感じる場合は、CH VOLはAとBは同一の値で上げ下げして調整します。

場合によっては強くニュアンスを出したい方を高めにする事がありますが、今回はAとBは基本同一の値です。

 

・AMP PARAMETERS
POD HD 音作り IRON MAIDEN その1 amp parameters

まず設定の値としては“MASTER”を2メモリ・BIASを1メモリ下げています。

“MASTER”。パワーアンプ部分の歪み具合(DRAIVEの上げ下げとは違うニュアンンスの変化)を変えてくれます。
この部分はアンプによっては音域の出方も少々変わりますが、上げると荒さが出ます。今回は荒く歪んだ音を狙いとしているので上げています。

“BIAS”。これは上げると温かみや荒さのある音になり、下げると冷たさやスッキリした音になります。MASTERを上げている時はバランスをとり下げる事が多いです。

 

・CAB PARAMETERS
POD HD 音作り IRON MAIDEN その2 CAB PARAMETERS

余分な低音域のカットとして“LOW CUT”を上げています。上がA側で下がB側です。

Aは大きなメモリ1つ、 Bは大きなメモリ半分位まで上げています。

・エフェクターの設定
POD HD 音作り IRON MAIDEN その2 エフェクター設定

・一番前の”Hard Gate”
“OPEN -40.0dB”  “CLOSE -40.0dB”  “HOLD TIME 0ms”  “DECAY 348ms”
ピックアップの出力によりノイズの出具合は変化すると思うので個々に調整をすると良いと思います。

・アンプ前にある”Tri Chorus”
こちらの設定に関してはMIX以外はデフォルトでMIX10%と下げ目にしています。
これを薄くかける事で音が少し前に出る印象があり、今まで余裕があるときに使用していましたが、今回は良い感じにラフさを強調してくれるため重要なエフェクターに感じます

・Aアンプ前の”Parametoric EQ”
LOWS 40%

デュアルトーン時のズレを修正するために置いていますが、ついでに出すぎている低音域をカットしています。
LOWSとHIGHSに関しては詳しくはこちらで。POD HD Parametric EQ 基本と”LOWS”と”HIGHS”の検証

・アンプ後ろにある”Screamer”
BASS50 TONE35 TREBLE50 DRIVE5 OUTPUT70
カラッとしたニュアンスを出す事ができますが、同時に”Scremer”特有の”シャリシャリ感”が出てしまうので、好みで入れるかどうか変わると思います。

・一番後ろの”Studio EQ”
設定は LO FREQ 150Hz   LO GAIN -3.5dB   HI FREQ 3000Hz      HI GAIN 2.0dB
個人的には定番の設定ですが、余分な低音域をカットする為に150Hzを削り、抜けを良くする為に3000Hzのブーストしています。

 

今回はPOD 500ではDSPに余裕がないので、空間系エフェクターを使いたい場合“POD HD 外部エフェクター 接続と使用方法”での方法で外部エフェクターを使うことをお勧めします。

以上今回の設定でした。

 

そろそろ同じ”Brit J-800″を使った”Megadeth”や”Slayer”の設定を見直したいところですが、このアンプはスッキリした音になりにくく、良い意味でも悪意味でもラフさが残るのが難点です。