POD HD 音作り MEGADETHその5
今日はアメリカのスラッシュメタルバンドMEGADETH(メガデス)の音をPOD HD500上で再現を試みて出来た現時点での設定の1つと、アンプ選択等の流れについて書いていきます。

設定に関してはPC直での録音を想定しています。

以前までは4thアルバム”RUST IN PEACE”の設定を作っていましたが、今回は最新アルバムであるDYSTOPIA(ディストピア)の音作りに挑戦してみました。

今回参考にしたのはオープニングナンバー”The Threat Is Real”です。

・アンプの選択
最近は感覚に従うことが多いので参考にすることが少ないのですが、一応デイヴ・ムスティンが使用しているアンプを調べるマーシャルの”JVM410”となっています。

POD内にはマーシャルではJCM800モデルであるBrit j-800があり、前回の”RUST IN PEACE”の音作りをする際に選んでいましたが、最新作である”Dystopia”は比べると無機質でメタリックな印象の音であり、ニュアンスがだいぶ違うので今回は選択肢から外れます。

ここで候補に上がるのは”Angel F-ball”と”Treadplate”のモダンハイゲイン系アンプの二択となるのですが、今回は感覚的に近いと感じる”Angel F-ball”に決めました。

・キャビネットの選択(デュアルキャビネット・トーン)
これについては迷わず、こもりにくくハッキリとした印象の”Tread V-30″と低音が良く無機質な“XXL V-30”の組み合わせに決めました。

・エフェクターの使用
今回もいつも通り特に派手なエフェクターは使わずノイズゲート・調整用のEQ・コンプの3種類のみです。
仮に演奏動画等を上げる為に元曲と重ねて録音するとしたら、自分の音を際立ために”Screamer”を使うのも良いと思います。

 

それでは現状の詳細な設定を書いていきますが、参考の為に先に私が使用しているギターのスペックを書いていきます↓
JACKSON STARARS ケリー
ボディー アッシュ
指板 エボニー
ピックアップ EMG JH-SET
内蔵ブースター 無し
トレモロユニット ケーラー

・現状の詳細な設定
ミキサー

まず基本ですが”デュアルトーン・アンプ”使用時はAとBのPANは左右分けずにセンターにしています。

ただ合わせて弾いて楽しみたい場合は別ですが、録音すれば同じトラックにミックスされた状態になりますので初めから混ぜておきます。

・アンプとキャビネットの設定
POD HD 音作り MEGADETHその5 アンプ
アンプAとB共に”Angel F-Ball”にしキャビネットとマイクは
Aは”4×12 Tread V-30″に”57 On Axis”
Bは”4×12 XXL V-30 “に”57 Off Axis”

アンプの設定は
A DRIVE60  BASS40  MID35〜40  TREBLE62  PRES60 
B DRIVE60  BASS40  MID35〜40  TREBLE62  PRES60

音の粒を際立たせ派手目にする為に今回は”TREBLE・PRES”を高めに設定しています。ハイが強すぎると感じたら下げても良いと思います。

 

・AMP PARAMETERS
POD HD 音作り MEGADETHその5 amp para
“MASTER”・“BIAS”・”BIAS X”を1メモリ下げています。

単純にこのパラメータだけで決まる訳では無いのですが、BIASやBIASXは下げると冷めた音になり、上げると真空管ぽい温かみが強くなる印象です。

・CAB PARAMETERS
POD HD 音作り THE CROWNその2 cab para
余分な低音域のカットとして“LOW CUT”両方1メモリ上げ、B側のみ低音のニュアンスに影響のある“THUMP”“DECAY”1メモリ下げています。

基本は低音を抑える調整であり、最近はほぼこの設定に落ち着く事が多いです。

 

・エフェクターの設定
POD HD 音作り MEGADETHその5 エフェクター設定

・一番前の“Hard Gate”
“OPEN -37.0dB”  “CLOSE -37.0dB”  “HOLD TIME 0ms”  “DECAY 480ms”
ピックアップの出力によりノイズの出具合は変化すると思うので個々に調整をすると良いと思います。

・Aアンプ前の”Studio EQ”
設定に関しては特に何も変更せずデフォルトの状態です。
以前”デュアルアンプでの問題点と解決法“書いた出音のズレを調整する為に置いています。

デフォルトの状態ですが設定し、特定の周波数帯をブースト・カットして調整に使えます。

・アンプ後ろにある“Mid Focus EQ”
HP FREQ15
 HP Q50% LO FREQ95%  LP Q50% GAIN0
余分な高音と低音をカットする様に設定しており、低音をカットしたい場合はHP FREQを上げ、高音をカットしたい場合はLP FREQを下げます。

今回はハイをあまり抑えない様に設定している為LO FREQは高めにしています。

・Mid Focus EQ後ろの”Studio EQ”
設定は LO FREQ 150Hz  LO GAIN -4.0dB   HI FREQ 3000Hz   HI GAIN 3.5dB

個人的には定番の設定で、デュアルアンプでは出すぎる事の多い150Hzを削り、抜けを良くする為に3000Hzをブーストしています。

Studio EQ後ろの”Veta Comp”
設定はSENS50%  LEVEL 73%
音を引き締め音圧を上げる為に置いています。
この部分に関してはDAW上でその後入れられる方は、置かなくても良いと感じますが、POD内で完結するとしたらコンプ系を入れると良いと思います。

・一番後ろの“Nois Gate”
“DECAY 50”  “THRESH 50
ノイズを完全にカットする為に一番後ろに追加して置いています。特にノイズがきつくない為デフォルトの設定です。※ギターのスペックにより変わってきます

 

今回もPOD 500ではDSPに余裕がないので、空間系エフェクターを使いたい場合“POD HD 外部エフェクター 接続と使用方法”での方法で外部エフェクターを使うことをお勧めします。

以上今回の設定でした。大きな変化がない限りはこの設定は記事内で修正していきます。

MEGADETHの設定は去年の10月30日以来となりました。まだ4thアルバム”RUST IN PEACE”の設定を進めたいと考えていましたが、やや行き詰まりを感じたので、今回は個人的にも気に入った最新アルバムである”DYSTOPIA”の音作りに挑戦してみました。