POD HD 音作り SLAYERその3 エフェクター設定
今日はSLAYER(スレイヤー)の音をPOD HD500上で再現を試みて出来た現時点での設定の1つと、アンプ選択等の流れについて書いていきます。

設定に関してはPC直での録音を想定しています。

今回は5thアルバム”SEASONS IN THE ABYSS”の音作りに取り掛かりました。
参考としたのはオープニングトラック”War Ensemble”です

・アンプの選択
本人たちは現在まで一貫してマーシャルのアンプであり、当時は”JCM 800″を使用していました。
この事からPOD HD内でもBrit J-800(JCM800モデル)が選択肢として入ってくるのですが、Brit j-800は似たニュアンスを持っているものの、どう調整しようとスッキリせずラフな音になる特徴があります。

今まではこの部分に関してはある程度許容して使っていたのですが、気になる為今回はモダンハイゲイン系のアンプである”Angel F-Ball”で音を作っていく事にしました。

こちらは逆に音がハイファイ(ハッキリとした、もしくスッキリした)になり過ぎる所がありますが、スッキリとした音の方が個人的にはしっくりとくるのでこちらに決めました。

・キャビネットの選択
キャビネットに関しても現実ではマーシャルを使用していますが、POD HD内にある”Brit T-75″ではニュアンス的に似てない為選択肢から外れます。

デュアル機能を使用するか否かで少し変わりますが、キャビネットは大体Hiway・Tread v-30の二つから選ぶ事が多く、今回はTread v-30に。

他のキャビネットは高音のノビがイマイチでこもりがちなものが多い為、消去法に近い形で二つが選択肢に上がります。

・エフェクターの使用
薄く使用すると音が前に出る印象がある”Tri Chorus”を使い、他は今までの設定と同じくEQで余分な部分のカットと抜けをよくする為3000hzをブーストしています。

 

それでは現状の詳細な設定を書いていきますが、先に私が使用しているギターのスペックを書いていきます↓
ある程度長く弾いている方なら分かると思いますが、細かいギターのスペックで音は変わるので比較として書いていきます。

JACKSON STARARS ケリー
ボディー アッシュ
指板 エボニー
ピックアップ EMG JH-SET
内蔵ブースター 無し
トレモロユニット ケーラー
シールド MOGAMI2534 /NEUTRIKGoldメッキ

・現状の詳細な設定
ミキサー
まず基本ですが”デュアルトーン・アンプ”使用時はAとBのPANは左右分けずにセンターにしています。

ただ合わせて弾いて楽しみたい場合は別ですが、録音すれば同じトラックにミックスされた状態になりますので初めから混ぜておきます。

・アンプとキャビネットの設定
POD HD 音作り SLAYERその3 アンプ
アンプAとB共に”Angel F-Ball”にしキャビネットとマイクは
Aは“4×12 Tread V-30”“57 On Axis”
B“4×12 XXL V-30″に“409 Dynamic”

アンプの設定は
A DRIVE45  BASS40  MID55  TREBLE55  PRES45  
B DRIVE45  BASS40  MID55  TREBLE55  PRES45
デュアルトーンでは特定の音域が特徴的に強く出るので、尖った設定になる事が少ないですが、今回は丸めの音に仕上げたので、よりフラットな設定になりました。CH.VOLはAとBも同一の値に設定しています。
DRIVEの値に関してはピックアップによって適切な値が変わると思います。

・AMP PARAMETERS
POD HD 音作り SLAYERその3 amp para
“BIAS X”のみ2メモリ上げています。
感覚的に設定しましたが、この部分に関してはデフォルトもしくは1メモリ上げるだけでも良いと思います。

・CAB PARAMETERS
POD HD 音作り Children Of Bodom アレキシ・ライホその8 CAB PARA
余分な低音域のカットとして“LOW CUT”両方1メモリ上げています。

・エフェクターの設定
POD HD 音作り SLAYERその3 エフェクター設定
・一番前の”Hard Gate”
“OPEN -37.0dB”  “CLOSE -37.0dB”  “HOLD TIME 0ms”  “DECAY 480ms”
ピックアップの出力によりノイズの出具合は変化すると思うので個々に調整をすると良いと思います。

・アンプ前にある“Tri Chorus”
こちらの設定に関してはMIX以外はデフォルトでMIX10%と下げ目にしています。
これを薄くかける事で音が少し前に出る印象があります。

・アンプ後ろにある”Mid Focus EQ”
HP FREQ20% HP Q50% LO FREQ70〜%  LP Q50% GAIN0
余分な高音と低音をカットする様に設定しています。低音をカットしたい場合はHP FREQを上げ、高音をカットしたい場合はLP FREQを下げます。

LO FREQが 70〜となっていますが、アンプとエフェクターのEQを含めて音をやや丸く仕上げているので、感覚的に上げても良いかもしれません。

・一番後ろの”Studio EQ”
設定は LO FREQ 150Hz  LO GAIN -4.0dB   HI FREQ 3000Hz    HI GAIN 1.0dB
個人的には定番の設定ですが、デュアルアンプでは出すぎる事の多い150Hzを削り、抜けを良くする為に3000Hzをブーストしています。

今回もPOD 500ではDSPに余裕がないので、空間系エフェクターを使いたい場合“POD HD 外部エフェクター 接続と使用方法”での方法で外部エフェクターを使うことをお勧めします。

 

色々と設定を進めていった結果アンプ側の設定と”Tri Chorus”・”Mid Focus EQ”・”Studio EQ “・”Parametric EQ”の使用に、場合によってはコンプを後ろに置き音を作るというのが定番化してきましたが、もう一つ調整に使える物が欲しいところです。

歪み系エフェクターは使うとエフェクターのニュアンスが強く出るので”BFMV”の様な常時”Screamer”を使った音以外では使用を控えていますが、より選択肢を広げる為に色々と試す必要があるかもしれないと感じてきました。

 

大きな変化がない限りはこの設定は記事内で修正していきます。
以上今回の設定でした。