POD HD 音作り THE CROWNその1

今日はスウェーデンのデスラッシュバンドTHE CROWN(ザ・クラウン)の音をPOD HD500上で再現を試みて出来た現時点での設定と流れを書いていきます。

設定に関してはPC直での録音を想定しています。

今回は以前レビューした、彼らの4thアルバムDEATHRACE KING(デスレース・キング)Deathexplosionを参考に音を作ってみる事にしました。

抜けが良く迫力のある、気持ちの良いハイゲインサウンドです。

 

何時もなら使用機材を調べてから、見当をつけて設定を考えるのですが、今回は既に作った感覚的に近い別の設定から細かいところ変更して作りました。

一応機材について調べましたが、あまり知れ渡っているバンドではないので、特に情報は出てきませんでした。

ギターに関しても”マーカス・スーネソン”と”マルコ・テルヴォーネン”が其々”B.Cリッチ”のモッキンバードと”JACKSON USA”のソロイストを使用しているのを映像で確認が取れただけです。

・私が使用しているギター
テンプレですがギターのスペックを書いておきます、ある程度長く弾いている方なら分かると思いますが細かいギターのスペックで音は変わるので。

JACKSON STARARS ケリー

ボディー アッシュ
指板 エボニー
ピックアップ EMG JH-SET
内蔵ブースター 無し
トレモロユニット ケーラー
シールド MOGAMI2534 /NEUTRIKGoldメッキ

 

ではPODでの設定の話に入ります。

・アンプの選択
使用アンプの細かい所は分かりませんでしたが、感覚的に考えてモダンハイゲイン系アンプである“Treadplate”(MESA/Boogie Dual Rectifierモデル)と“ANGEL F-Ball”(ENGL Fireballモデル)を比べて考え、最終的に“Treadplate”に決める事に。

・キャビネットやマイクの選択(デュアルトーン)
キャビネットに関しては”Treadplate”デフォルトの”Tread V-30″も試しましたが、最終的にいつも通りAをニュアンスがハッキリとして引っ込みにくい印象の “Hiway”に。

Bを適度にザラつきのある“Uber”か、カッチリした “XXL V-30”で比べて考え“XXL V-30”に決める事に。

マイクに関してはAは基本的にいつも通り”57 on axis”にし、Bは引っ込みすぎない“57 off axis”にすることにしました。

・現状の詳細な設定
ミキサー

まず基本ですが”デュアルアンプ”使用時はAとBのPANは左右分けずにセンターにしています。

ただ合わせて弾いて楽しみたい場合は別ですが、録音すれば同じトラックにミックスされた状態になりますので初めから混ぜておきます。

・アンプとキャビネットの設定
POD HD 音作り THE CROWNその1 アンプ

アンプAとB共に”Treadplate”にしキャビネットとマイクは
Aは“4×12 Hiway”“57 On Axis”
A“4×12 XXL V-30”“57 off Axis”
アンプの設定は
A DRIVE50  BASS20  MID60  TREBLE80  PRES50  
B DRIVE50  BASS20  MID50  TREBLE60  PRES50 
“DRIVE”は個人的にはあまり歪んでないと感じる為下げていますが、上げても良いと思います。ピックアップ次第でもこの辺は変わると思います。

・AMP PARAMETERS
POD HD 音作り THE CROWNその1 アンプパラメーター
設定の値としては“MASTER”とSAGを1メモリ下げています

“MASTER”。パワーアンプ部分の歪み具合(DRAIVEの上げ下げとは違うニュアンンスの変化)を変えてくれます。今回はスッキリとした音にする為少し下げています。

“SAG”。この部分を上げると立ち上がりが遅くなりますが厚みのある音になり、下げると立ち上がりが早くなりますが薄くなります。今回は感覚的に少し下げる事にしました。

・CAB PARAMETERS
POD HD 音作り THE CROWNその1  キャビパラメーター
余分な低音域のカットとして“LOW CUT”を上げています。上がA側で下がB側です。Aはメモリ1つ半程。 Bは大きなメモリ1つ手前まで上げています。
更に低音のニュアンスを調整する“THUMP”“DECAY”をB側で1メモリ下げています

 

・エフェクターの設定
POD HD 音作り THE CROWNその1 エフェクター
・一番前の”Hard Gate”
“OPEN -32.0dB”  “CLOSE -32.0dB”  “HOLD TIME 0ms”  “DECAY 348ms”
ピックアップの出力によりノイズの出具合は変化すると思うので個々に調整をすると良いと思います。

・Aアンプ前の”Parametoric EQ”
周波数帯指定のFREQを46%
影響範囲の広さを指定する Qを40
ブーストやカットの数値を指定するGAINを40です

・アンプ後ろの”Studio EQ”
設定は LO FREQ 1000Hz   LO GAIN 2.0dB   HI FREQ 3000Hz      HI GAIN 3.0dB
欠けていると感じる1000Hzをブーストし、抜けを良くする為に3000Hzのブーストしています。

・アンプ後ろ2つ目の”Studio EQ”
設定は LO FREQ 150Hz   LO GAIN -3.5dB  
余分な低音域をカットする為に150Hzを削っています。HI FREQの方は現状使っていません。

・Studio EQ後ろの”Tube Comp”
設定はTHRESH50%  LEVEL 10%
音を引き締め、音圧を上げる為に入れました。気になる点として音の歯切れが少し悪くなる感覚があります。

この部分に関してはDAW上でその後入れられる方は、置かなくても良いと感じますが、POD内で完結するとしたらコンプ系を入れると良いと思います。

・一番後ろの”Hard Gate”
“OPEN -41.0dB”  “CLOSE -41.0dB”  “HOLD TIME 0ms”  “DECAY 348ms”
“Tube Comp”を置く事により歪みペダルを置いた時のようにノイズが発生するので、それをカットする為に一番後ろに追加して置いています。

 

今回はPOD 500ではDSPに余裕がないので、空間系エフェクターを使いたい場合“POD HD 外部エフェクター 接続と使用方法”での方法で外部エフェクターを使うことをお勧めします。

以上今回の設定でした。

 

“Treadplate”で調整していると、出来の良さと使いやすさを実感します。

モダンハイゲインとしては”ANGEL F-Ball”も出来が良いのですが、個人的にはギターとの相性で特定の音域の音が強調され気になる為、Treadplateが特に使いやすいと感じます。