POD HD 音作り TRIVIUM その1
今日はアメリカのメタルバンドTRIVIUM(トリヴィアム)の音の再現をPOD HD500上で試みて出来た現時点での設定の1つと、アンプ選択等の流れについて書いていきます。

設定に関してはPC直での録音を想定しています。

今回は2ndアルバムである”ASCENDANCY”(アセンダンシー)の音作りに挑戦してみました。

参考にしたのは”Pull Harder On The Strings Of Your Martyr”と”The Deceived”の2曲です。

 

・アンプの選択
近年のハイゲインサウンドということで、候補としてはPOD HD内のモダンハイゲイン系アンプである”Treadplate”(Mesa/Boogie Dual Rectifier)・”Angel F-Ball”(ENGL Fire Ball)・“Uber”/Line6 Elektrik(Bogner Ueberschall)、の3つが挙がります。

 

本人たちが使用しているアンプを調べたところ、”マーシャル/JCM900/JCM2000/JVM410″に”Peavey/5150/6505″等が挙げられているので、一応Brit-j800(マーシャルJCM800モデル)も少し試しましたが、低音がスッキリせずラフになり過ぎるので候補から外れました。

上で挙げた3つのアンプモデルはどれも似ている部分とそうで無い部分がある為、それぞれ”特有の音のクセの中で気にならない”と感じるものを選ぶことに。

色々と試した結果定番であり出来の良いAngel F-Ball”と“Treadplate”で迷いましたが、最終的には”Treadplate”のデュアルトーンに決めました。

このブログで色々と試してから実感しましたが、POD HDで音を似せようとすると、アンプモデルが少なく似た特徴のものが見つからないことが多いので、アンプ選択は消去法に近い形になることが多いです。

・エフェクターの使用
最終的にいつも通りノイズゲート・調整用のEQ・コンプの3種類で仕上げることに。

分かりやすく派手さを出すのに”Screamer”を使うのもありだと思いましたが、どう調整しても特有の”シャリシャリとして軽くなる質感”が気になる為最終的には外しました。

他の歪み系ペダルも意図通りには働か無い為、そのままアンプのみで歪ませることに。

※演奏動画を挙げたくて原曲と合わせて弾くなら、”Scremaer”をかけるのはアリだと思います。

 

それでは現状の詳細な設定を書いていきます。
・現状の詳細な設定
ミキサー
まず基本ですが”デュアルトーン・アンプ”使用時はAとBのPANは左右分けずにセンターにしています。

ただ合わせて弾いて楽しみたい場合は別ですが、録音すれば同じトラックにミックスされた状態になりますので初めから混ぜておきます。

・アンプとキャビネットの設定
POD HD 音作り TRIVIUM その1 アンプ

アンプAとB共に”Treadplate”にしキャビネットとマイクは
Aは“4×12 Tread V-30”“57 On Axis”
B“4×12 Uber”に“409 Dynamic”

アンプの設定は
A DRIVE65  BASS30  MID45  TREBLE70  PRES45  
B DRIVE65  BASS30  MID45  TREBLE70  PRES45

DRIVEは少し高めにしているので、下げても良いと思います。

・AMP PARAMETERS
POD HD 音作り TRIVIUM その1 AMP PARA

“MASTER”を1メモリ下げ、BIASとBIASXを1メモリ上げています。
BIASとBIAS Xは少し荒いとかラフさを出したい時にあげますが、上げすぎるとスッキリしない音になります。

MASTERに関してはハイゲイン系のアンプはどれも1メモリ下げると程よい感じになる印象があります。

・CAB PARAMETERS
POD HD 音作り TRIVIUM その1 CAB PARA

AとB共に余分な低音域のカットとして“LOW CUT”を両方半メモリ上げ、B側のみ低音のニュアンスに影響のある“THUMP”“DECAY”1メモリ下げています。

 

・エフェクターの設定
POD HD 音作り TRIVIUM その1 エフェクター
・一番前の”Hard Gate”
“OPEN -40.0dB”  “CLOSE -40.0dB”  “HOLD TIME 0ms”  “DECAY 480ms”
ピックアップによりノイズの出具合は変化すると思うので個々に調整をすると良いと思います。

・アンプ前の”Studio EQ”
設定は LO FREQ 1000Hz   LO GAIN 2.0dB    HI FREQ 5000 Hz   HI GAIN -3.0dB  

足りないと感じる1000Hz付近をブーストし、余計な高音である5000Hzをカットしています。

・アンプ後ろにある”Mid Focus EQ”
HP FREQ10% HP Q50% L PFREQ90%  LPQ50% GAIN0
余分な高音と低音をカットする様に設定しています。

・Mid Focus EQ後ろの”Studio EQ”
設定は LO FREQ 150Hz   LO GAIN -4.0dB    HI FREQ 3000 Hz   HI GAIN 2.0dB  
個人的には定番の設定ですあり、デュアルアンプでは出すぎる150Hzをカットし、抜けを良くする為に3000Hzをブースト。

Studio EQ後ろの”Red Comp”
設定はSENS50%  LEVEL 71%
音を引き締め、ややニュアンスを変える為に置いています。

・一番後ろの“Nois Gate”
“DECAY 50”  “THRESH 50
ノイズを完全にカットする為に一番後ろに追加して置いています。それほどきつくないのでデフォルトの設定です。※ギターのスペックにより変わってきます

今回もPOD 500ではDSPに余裕がないので、ソロ等で空間系エフェクターを使いたい場合“POD HD 外部エフェクター 接続と使用方法”での方法で外部エフェクターを使うことをお勧めします。

 

・マシューとコリーの使用ギター
ギタースペックは重要なので参考のために書いていきます。

“Pull Harder On The Strings Of Your Martyr”のOFFICIAL VIDEOを見た感じですと。
マシューが使用しているのは”ギブソンのレスポール”。
コリーが使用しているは”Jackson USAのディンキーかソロイスト”。

ですが、どちらも当時の細かいスペックは分からないので、当時ライブで使用していた別のタイプや後に発売された同形のモデルを書いていきます。

“Matt Heafy Les Paul Custom”

ボディー木材 マホガニー
ネック  マホガニー
指板  エボニー 22フレット
ピックアップ EMG 85/EMG81

“Corey Beaulieu Signature CBY”
ボディー木材 マホガニー
ネック  マホガニー
指板  ローズウッド 24フレット
ピックアップ   Dean USA Corey Brige Ascension Pickup/Nostalgia Neck Pickup
トレモロユニット フロイドローズ

それに対する私のギターです↓
JACKSON STARARS ケリー
ボディー アッシュ
指板 エボニー
ピックアップ EMG JH-SET
トレモロユニット ケーラー

 

以上”POD HD 音作り TRIVIUM その1”でした。